岩瀬健一 展 高麗茶碗に挑む
Iwase Kennichi Ceramic Solo Exhibition -Challenging Korai Chawan
会期 Schedule |
令和5年11月23日(木)~11月28日(火) November 23 - November 28, 2023 |
開廊時間 Opening Hours | 午前11時~午後7時まで(最終日の11月28日は午後5時まで) 会期中無休 Open daily 11 am to 7 pm except for November 28, when the gallery will close at 5 pm. |
出品作家 Artist | 岩瀬健一 Iwase Kennichi |
ご紹介文 Introduction |
岩瀬さんは、東京の八王子郊外の緑豊かな地にご自宅と工房を構える陶人です。 築100年以上の古民家にご一家で仲睦まじくお住まいで、今年、晴れて喜寿を迎えられました。 その昔は、柿瓷や黒瓷など独自の薬掛けの作品を作られてきましたが、昨今はこれらの作品を封印し、粉引、伊羅保、刷毛目、そして最新作の井戸など、高麗茶碗を作られる様になりました。
何故、今、高麗茶碗なのか、岩瀬さんに伺ってみると、「陶芸を志したきっかけのひとつが井戸茶碗。以来、半世紀以上経過した今の私の茶碗観を具現化したく、さらに和物茶碗としての粉引や井戸に挑戦するという遥かな夢に向かって精進してまいります。」との事。 高麗茶碗は古陶の名碗が沢山あり、どうしてもこれらと比較されてしまいますから、作りづらいのではと思うのですが、あえて、令和の高麗茶碗に挑むその作陶姿勢に、私は共感を抱きました。
そして、本展のご案内状用にとお送りいただいた上の茶碗は、古陶の高麗茶碗の影が見え隠れするものの、しっかり令和の岩瀬茶碗になっていて嬉しくなりました。 井戸は風格ある佇まいで、ロクロ目と高台周りの梅花皮(かいらぎ)の景色も美しい一碗です。 彼の十八番である粉引は、そのトロッとした白釉が優しく、おっとりとした雰囲気も掌に馴染みます。
弊廊でほぼ二年振りとなる本展では、最新作の高麗茶碗など、100点を発表致します。 温厚なお人柄で、愛陶家からの信望も厚い岩瀬さんは会期中、毎日在廊されます。 小雪の候で、寒さに向かう頃ですが、是非お手に取り、ご高評を頂ければ幸いです。
店主 安田尚史 |
略歴 Biography | 昭和21年 東京に生まれる 昭和41年 松井康成先生に師事 昭和43年 辻 清明先生、辻 協先生に師事 昭和47年 八王子市に独立築窯 昭和60年 第8回 日本陶芸展 入選、以降、入選多数 昭和61年 松屋銀座にて個展 以降、29回開催 平成10年 第45回 日本伝統工芸展 入選、以降、入選多数 平成21年 第3回 菊池ビエンナーレ展 入選 令和4年 第14回 現代茶陶展 織部奨励賞 受賞 現在、日本工芸会正会員 |
作家在廊日 Date Artist in Gallery | 会期中、全日、在廊予定 |
出品作品 Exhibited Works | 井戸茶碗、粉引茶碗、刷毛目茶碗、伊羅保茶碗、斗斗屋茶碗、柿ノ蔕茶碗、黄瀬戸茶碗、水指、花入、掛花入、瓶、徳利、片口、盃、鉢、皿、板皿、銘々皿、マグカップ、湯呑等 |
DM | この展覧会のDMを見る(PDF) |
展示風景動画 Exhibition Scenery Video | |
展示風景写真 Exhibition Scenery Photo | |
弊廊での 展覧会実績 Exhibition Archives |
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主な出品作品 Main Exhibited Works |
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No.12ご売約済 Sold Out
作家名 | 岩瀬健一 |
作品名 | 粉引茶碗「千里」 |
価格 | 税別15万円 (税込165,000 円) |
箱 | 桐箱付(後日) |
寸法 | W 13.8 × D 12.8 × H 8.8 (㎝) |
No.20ご売約済 Sold Out
作家名 | 岩瀬健一 |
作品名 | [左]粉引片口盃 [中]粉引徳利 [右]黄瀬戸平盃 |
価格 | 税別1万円 (税込11,000 円) 税別1万5千円 (税込16,500 円) 税別1万円 (税込11,000 円) |
箱 | 桐箱付 桐箱付(後日) 桐箱付 |
寸法 | W 9.0 × D 8.0 × H 4.8 (㎝) Φ 9.2 × H 11.0 (㎝) Φ 9.2 × H 3.2 (㎝) |
販売方法につきまして
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- DMや当サイトに掲載している作品は、会期が始まる前の事前予約を承っております。
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- 実際に弊廊にお出かけ頂けない方には、お電話やメールでのご注文も喜んで承ります。
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- 皆様からのお問い合わせを心よりお待ち申し上げております。