BIZENの八人展 Ⅲ ー環源の刻ー

| 会期 Schedule |
令和7年12月13日(土)~12月18日(木) December 13 - December 18, 2025 |
| 開廊時間 Opening Hours | 午前11時~午後7時まで[最終日12月18日(木)は午後5時まで] 会期中無休 Open daily 11 am to 7 pm except for December 18, when the gallery will close at 5 pm. |
| 出品作家 Artist | 石田和也 Ishida Kazuya 伊勢﨑晃一朗 Isezaki Koichiro 近藤正彦 Kondo Masahiko 高島聡平 Takashima Sohei 瀧川卓馬 Takikawa Takuma 豊福 博 Toyofuku Hiroshi 松本優作 Matsumoto Yusaku 森 一朗 Mori Ichiro (五十音順) |
| ご紹介文 Introduction |
戦後八十年、日本の陶芸は目まぐるしく発展してきました。 その間に様々な技法、造形が出揃った観があります。 日本ほど陶芸の盛んな国はありません。 世界で高く評価された日本の陶芸を見ますと、日本的な美意識や伝統の技を基本とし、自由な精神で表現した造形作品が多いようです。
そこで、今展のテーマを「還源(げんげん)の刻(とき)」としました。 還源とは「本源に還る」という弘法大師の言葉ですが、ドイツの哲学者ハイデッガーも「芸術作品の根源を問うことは、芸術の本質を問うことである」と言っています。 古い既成概念に捉われず、精神の自由をもって、備前の土と真摯に向き合い、その魅力を世界に発信して欲しいと思います。
伊勢﨑晃一朗は、これまで茶盌を作るに当たって手捻りで制作していましたが、数年前に白土と出合って、はじめて轆轤で挽くようになりました。それは「土の個性がそうさせたのであって、僕は素材に救われたと思っている」と、《白茶盌》誕生の秘話を語っています。
瀧川卓馬の《馬香合》は土で原型を作り、石膏で型を取り、それを基に制作したものです。 来年の干支は午(馬)ですが、昔から馬ほど人生に直接役立ち、直接多くの意義をもっているものはありません。 愛馬や名馬、龍馬、天馬、神馬という言葉が、それを物語っています。
石田和也の《備前磁器茶盌》は、備前にある陶石の鉱山で自ら採掘した磁土で成形し、薪窯で焼成した窯変の茶盌です。 「この太古から備前の地に眠る素材で、自分なりの世界をどう作り上げられるか」をテーマとして、備前の磁器に挑戦しています。
豊福 博の《自然練込水指》は、粘土を掘りだしたままの状態で表現する自然練込の作品です。 六角形を基本に面と面を複雑に組み合わせた造形で、見る角度によって姿が変わります。 また、色違いに焼き上がった蓋や青灰色と緋色のコントラストが素晴らしい水指です。
近藤正彦の《引黒茶盌》は備前の土で成形し、黒の顔料を化粧掛けした沓形の茶盌です。 窯焚き終盤に窯の中から作品を引出し、急冷で割れないようサヤ(容器)に移して冷まします。 黒の顔料は炎により様々な景色を作り出します。この茶盌は、その変化が見どころです。
森 一朗の《窯変崩五角花入》は大地の力を集約し、備前の力強さを表現した作品です。 石膏型による制作で、崩れた五角形の口部とその周りの造作が豪快です。 全体の景色は灰被りの窯変で、花入を支えるための貝殻の跡や棚板から降った灰などの模様が何とも魅力的です。
高島聡平の《備前緋色盌》は新しく作り直した穴窯で焼成した、いままで見たことのない焼けの茶盌です。 やきものの源である備前土の特性を追求し、圧倒的な発色の良さと上下の火色のコントラストを表現しています。 光悦の赤楽茶碗「乙御前(おとごぜ)」風の高台がユニークです。
松本優作の《花器》はシンプルな下蕪型の備前焼の花器ですが、真っ直ぐに立ち上がった太い頸がとても力強く、安定感のある造形を成しています。 青味がかったボディーには、茶胡麻や黒焦げが見え、美しいコントラストに仕上がっています。
森 孝一(美術評論家・日本陶磁協会常任理事) |
| 略歴 Biography | ▶ 伊勢﨑晃一朗 Isezaki Koichiro 昭和49年 岡山県備前市伊部に人間国宝 伊勢﨑 淳の長男として生まれる 平成8年 東京造形大学 彫刻科 卒業 平成10年 渡米 ニューヨーク在住の陶芸家 ジェフジャピロ氏に師事 平成12年 帰国後、父 伊勢﨑 淳に師事 平成21年 第26回 田部美術館 茶の湯の造形展 奨励賞(平成24、28年) 平成22年 第53回 日本伝統工芸 中国支部展 日本工芸会賞 平成26年 第15回 福武文化奨励賞 令和2年 伊勢﨑晃一朗展 成る(LIXILギャラリー、東京) 令和5年 2022年度 日本陶磁協会賞、マルセン文化賞 ▶ 瀧川卓馬 Takikawa Takuma 昭和52年 兵庫県生まれ 平成11年 倉敷芸術科学大学 卒業 平成14年 島村 光に師事 平成25年 備前市久々井に工房を構える ▶ 石田和也 Ishida Kazuya 昭和61年 岡山県備前市に生まれる 平成19年 備前焼人間国宝伊勢﨑淳に師事 平成22年 国民文化祭美術展奨励賞 平成23年 渡英イギリスの工房で経験を積む 平成25年 帰国備前に工房を構え独立 平成27年 第58回 日本伝統工芸中国支部展教育長賞 平成28年 オックスフォード大学(英国) 客員研究員として招聘される 令和元年 岡山アワード作家/クリエイター賞 令和2年 備前市で採掘した磁器土での作品制作を始める 令和6年 備前磁器の世界展 (岡山県天神山文化プラザ) 令和7年 第31回 エネルギア賞 美術賞受賞、第11回 菊池ビエンナーレ奨励賞、第72回 日本伝統工芸展入選 ▶ 豊福 博 Toyofuku Hiroshi 昭和48年 埼玉県生まれ 平成8年 国際基督教大学 卒業 平成10年 備前焼作家 川端文男に師事 平成14年 第53回 岡山県美術展覧会 岡山県知事賞 平成18年 岡山県和気郡和気町吉田にて独立 平成21 年 第26回 田部美術館大賞「茶の湯の造形展」優秀賞 平成29 年 第64 回 日本伝統工芸展 入選 令和4年 第9回 陶美展 髙島屋賞(優秀賞) 令和7年 第68回 日本伝統工芸中国展 鳥取県知事賞 現在、日本工芸会 正会員 ▶ 近藤正彦 Kondo Masahiko 昭和46年 岡山県倉敷市に生まれる 平成6年 京都市立工業試験場 本科 卒業 平成8年 隠﨑隆一に師事 平成9年 第48回 岡山県美術展覧会 奨励賞(同 平成18、21、22年) 平成13年 第18回 田部美術館大賞「茶の湯の造形」展 入選(同 平成18、21、22、25、26、28、29、30年、令和2年) 平成17年 第22回 田部美術館大賞「茶の湯の造形」展 奨励賞(同 平成24年)、第52回 日本伝統工芸展 入選(同 平成18、19、21、25年) 平成21年 日本工芸会 正会員認定 平成25年 第56回 日本伝統工芸中国支部展 岡山市長賞 平成30年 第69回 岡山県美術展覧会 岡山教育長賞 令和5年 日本伝統工芸中国展 NHK広島放送局長賞 ▶ 森 一朗 Mori Ichiro 昭和56年 備前焼窯元六姓 森家の家系に生まれる 平成18年 東京藝術大学 美術学部 彫刻科 卒業 平成20年 東京藝術大学 大学院 美術研究科 彫刻専攻 修了 平成25年 秀桜基金留学賞を受賞し、オランダ、 英国等を遊学 平成26年 穴窯を築く ▶ 高島聡平 Takashima Sohei 平成3年 北海道釧路市に生まれる 平成26年 道都大学(現 星槎道都大学)デザイン学科 卒業、伊勢﨑 淳に師事 平成28年 岡山県美術展覧会 入選(平成30年、令和元年)、奨励賞 (平成29年) 平成29年 第34 回 田部美術館「茶の湯の造形展」入選 (令和2、3、4年) 平成30年 第5 回 陶美展 奨励賞、日本伝統工芸展 中国支部展 入選 令和元年 第12 回 現代茶陶展 入選 (令和2、4、5年)、現在形の陶芸 萩大賞展 V 佳作 令和2年 日本陶磁協会 現代陶芸奨励賞 中国・四国 展 奨励賞 令和4年 日本陶磁協会 現代陶芸奨励賞 中国・四国 展受賞記念 個展(柿傳ギャラリー) 令和5年 うつわや涼一石にて個展 現在、瀬戸内市牛窓町長浜にて制作 ▶ 松本優作 Matsumoto Yusaku 昭和49年 岡山県瀬戸内市に生まれる 平成12年 備前陶芸センター 入所 平成13年 備前焼作家 脇本博之に師事 平成18年 陶芸美術館展覧会 優秀賞 平成20年 初窯を出す 平成21年 播磨工芸会賞、陶芸財団展 陶芸大賞、神戸ビエンナーレ 入選 平成22年 第27回 田部美術館大賞「茶の湯の造形展」入選 平成25年 第56回 日本伝統工芸中国支部展 入選(同 平成26、27年) 平成28年 第67回 岡山県美術展覧会 奨励賞 |
| 作家在廊日 Date Artist in Gallery | 伊勢﨑晃一朗 12月13日(土)~15日(月) 瀧川卓馬 12月15日(月)~16日(火) 石田和也 12月14日(日)~15日(月) 豊福 博 12月16日(火)~17日(水) 近藤正彦 12月16日(火)~18日(木) 森 一朗 12月14日(日)~17日(水) 高島聡平 12月13日(土)~16日(火) 12月13日(土) 伊勢﨑晃一朗、高島聡平 12月14日(日) 伊勢﨑晃一朗、石田和也、森 一朗、高島聡平 12月15日(月) 伊勢﨑晃一朗、瀧川卓馬、石田和也、森 一朗、高島聡平 12月16日(火) 瀧川卓馬、豊福 博、近藤正彦、森 一朗、高島聡平 12月17日(水) 豊福 博、近藤正彦、森 一朗 12月18日(木) 近藤正彦 |
| 出品作品 Exhibited Works | 茶碗、茶器、水指、花入、掛花入、香合、建水、蓋置、香炉、ぐい呑、片口、徳利、向付、四方皿、鉢、オブジェなど |
| DM | この展覧会のDMを見る(PDF) |
| 展示風景動画 Exhibition Scenery Video | |
| 展示風景写真 Exhibition Scenery Photo | |
| 弊廊での 展覧会実績 Exhibition Archives |
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| 主な出品作品 Main Exhibited Works |
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No.18ご売約済 Sold Out
| 作家名 | 瀧川卓馬 |
| 作品名 | 獅子 |
| 価格 | 税別5万円 (税込55,000 円) |
| 箱 | 桐箱付(後日) |
| 寸法 | W 10.4 × D 5.8 × H 13.3 (㎝)[獅子] Φ 4.5 × H 7.1 (㎝) |
No.19ご売約済 Sold Out
| 作家名 | 石田和也 |
| 作品名 | Blue Abyss |
| 価格 | 税別10万円 (税込110,000 円) |
| 箱 | 桐箱付(後日) |
| 寸法 | W 17.5 × D 17.3 × H 13.7 (㎝) |
No.26
| 作家名 | 瀧川卓馬 |
| 作品名 | [左] 香合 [中] 香合【ご売約済】 [右] 香合【ご売約済】 |
| 価格 | 各 税別3万円 (税込33,000 円) |
| 箱 | 桐箱付(後日) |
| 寸法 | 各 W 5.0 × D 5.0 × H 7.5 (㎝) |
No.30
| 作家名 | 森 一朗 |
| 作品名 | [左] 白毛巻文蓋置 [右] 建水【ご売約済】 |
| 価格 | [左] 税別3万5千円 (税込38,500 円) [右] 税別2万5千円 (税込27,500 円) |
| 箱 | 桐箱付(後日) |
| 寸法 | [左] W 5.3 × D 6.0 × H 5.2 (㎝) [右] W 13.6 × D 13.3 × H 7.0 (㎝) |
No.33ご売約済 Sold Out
| 作家名 | [左] 伊勢﨑晃一朗 [中] 瀧川卓馬 [右] 石田和也 |
| 作品名 | [左] 黒角酒呑 [中] 麒麟麦酒杯 [右] 備前磁器ぐい呑 |
| 価格 | [左] 税別3万円 (税込33,000 円) [中] 税別3万円 (税込33,000 円) [右] 税別1万8千円 (税込19,800 円) |
| 箱 | [左] 桐箱付(後日) [中] 桐箱付(後日) [右] 桐箱付 |
| 寸法 | [左] W 5.5 × D 5.5 × H 6.3 (㎝) [中] W 9.6 × D 6.2 × H 11.1 (㎝) [右] W 7.1 × D 6.7 × H 6.3 (㎝) |
No.34
| 作家名 | [左] 森 一朗 [中] 近藤正彦 [右] 豊福 博 |
| 作品名 | [左] 緋筒盃【ご売約済】 [中] 備前 徳利 [右] 自然練込ぐい呑 |
| 価格 | [左] 税別1万9千円 (税込20,900 円) [中] 税別3万円 (税込33,000 円) [右] 税別1万8千円 (税込19,800 円) |
| 箱 | 桐箱付(後日) |
| 寸法 | [左] W 5.6 × D 5.4 × H 6.3 (㎝) [中] W 8.1 × D 8.1 × H 13.4 (㎝) [右] W 6.6 × D 6.1 × H 6.8 (㎝) |
No.35
| 作家名 | [左] 松本優作 [中] 高島聡平 [右] 瀧川卓馬 |
| 作品名 | [左] ぐい呑 [中] 備前 窯変 獅子酒注 [右] 鬼 |
| 価格 | [左] 税別1万5千円 (税込16,500 円) [中] 税別7万円 (税込77,000 円) [右] 税別3万円 (税込33,000 円) |
販売方法につきまして
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- DMや当サイトに掲載している作品は、会期が始まる前の事前予約を承っております。
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- 実際に弊廊にお出かけ頂けない方には、お電話やメールでのご注文も喜んで承ります。
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- 皆様からのお問い合わせを心よりお待ち申し上げております。





