柿傳ギャラリーブログ

玉村咏展のご紹介です

平成24年3月19日(月)

 

 

玉村咏先生の作品は、どれもオリジナリティーに富んだもの。

 

 

 

 

きものの染色を軸に、タペストリーや額、ファイバーアートなどの造形作品を制作されます。

今回は、茶会で使用される風炉先屏風を沢山お持ち下さいましたが、いずれも独自のアイデアに溢れ、見る人を驚かせる斬新な作品。

 

 

 

 

風炉先の堅椽(たてぶち)に仕組まれたマグネットが、番(つがい)の役目をしているので、左右の扇を交換できたり、リバーシブルでも使えるもの、椽内には、和紙に見立てた絹糸が留められたもの、こちらも移動できたり、捻れたりと大活躍…グラデーションに染められた絹の横糸がひときわ輝きます!

 

 

 

また、繻子の上に貝殻からつくられる胡粉を重ねた掛軸は、座って見上げると、全体のデザインがわかる仕掛け…腰をかがめて歓声をあげてしまいますね。

会期中は、広告塔の有田さんが、連日、きもののコーディネートを変えて、楽しませてくださっています♪(kk)