~ようこそ。心のリゾートへ~ 相羽高徳 鳥の目・虫の目妙案作品展
出品作品の原画には、以下の3種類のジグレー版画(※)も合わせてご用意しております。
①原寸サイズのジグレー版画
②原寸サイズのジグレー版画にラメ加工などを施したもの
③50%サイズのジグレー版画
※ジグレー版画とは?
ジグレーとはフランス語で吹き付けて着色することを意味します。ジグレー版画は、高デジタル技術で原画をデーター化して、原画を忠実に再現した複製版画です。近年、最も原画に忠実な再現ができる技法として注目されています。
※上記作品につきまして
作品名 心のリゾート Bonsai ミシュランF-1リゾート
価格 2,625,000円(ジグレー版画171,150円)
寸法 原寸84×76 額サイズ110.5×102.5
会期 Schedule |
平成23年9月2日(金)~9月8日(木) September 2 - September 8, 2011 |
開廊時間 Opening Hours | 午前11時~午後7時まで(最終日は午後5時まで) 会期中無休 |
ご紹介文 Introduction |
視覚の冒険-相羽高徳の空間美学 外舘和子(美術評論家) 新横浜ラーメン博物館、箱根☆サンテグジュペリ星の王子さまミュージアム、関越道 寄居星の王子さまPA、ピンクラテなど、人々をわくわくさせる新たなアミューズメント空間の在り方を世に提案してきた相羽高徳(1953- )が、初個展を開催する。 展示内容は、相羽が描いてきた2003年以降2011年現在までの主なデザイン原画と、相羽の原画をもとに村上和也が制作する模型。 鉛筆描きに始まりペン、カラーインクで仕上げられる相羽の原画は、半年ほど前からさらにネールエナメルやスワロフスキー・デコレーションが加わり、華やかな輝きと密度を獲得した。いずれも奇想天外な発想によりながら、決して絵空事とは思わせず、むしろ一種のリアリティを感じさせるのは、なにより緻密に“逃げ”なく描かれているからである。 しかも、デザイン画そのものは勿論二次元でありながら、サイドやバック、360度全て、時には室内までも想定して描かれている。平らな紙に向かいながら、相羽の視線は螺旋を描くように、あるいはわざと迷路に迷い込むかのように、建物や空間を自由に駆け巡るのである。それは「鳥のよう」であり「風のよう」でもある動的な視線である。 相羽によれば、制作の原点はウォルト・ディズニーと迷路にあるという。自称ディズニーランド・オタクでありかつてはメイズ・アーティストでもあった。確かに、二次元と三次元を縦横無尽に行き来する視線や空間感覚はディズニーの世界に通じ、また逃げのない細部の詰めや俯瞰的な視点は、迷路の作成にも不可欠である。今回のデザイン画にも壮大なスケールの鳥瞰図が含まれるが、それらはミクロとマクロの双方を同時に意識することができる相羽らしいものだ。 建物のどの細部をどのように切り取っても、豊かなエピソードや物語があり、ユニークなキャラクターが現れるであろう空間。相羽のサービス精神を極限まで詰め込んだ世界が、実は、実際に実現も可能であることを、村上の模型は示している。土木工学を学んだ村上もまた、相羽と夢を共有できるリアリストなのである。 とりわけ初期の模型は、一見、盆栽のようだ。小さな空間に勇壮な自然の息吹を吹き込もうとする盆栽には、日本の伝統的美意識が反映されており、その美学は相羽の盆栽型模型にも確かにかいまみることができる。しかし、相羽作品の密度とストーリー性は、およそ一植物の生理や時間の配下で実現する世界とは異なる破格の時空とディテールをもつのである。現代の空間クリエーター相羽高徳が生み出す“空前のリアリティ”。みる者の想像力を解放する「心のリゾート」相羽ワールドへ、ようこそ。 |
お知らせ Notice | オープニングレセプションのご案内 2011年9月2日(金)17時~19時 柿傳ギャラリーにて |
主な出品作品 Main Exhibited Works |
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販売方法につきまして
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- DMや当サイトに掲載している作品は、会期が始まる前の事前予約を承っております。
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- 実際に弊廊にお出かけ頂けない方には、お電話やメールでのご注文も喜んで承ります。
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- 皆様からのお問い合わせを心よりお待ち申し上げております。