今後の展覧会

アーグネス・フス陶展 ー日本・ハンガリー外交関係開設150周年事業ー

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会期 令和元年7月6日(土)~7月12日(金)
開廊時間午前11時~午後7時まで(最終日の7月12日は午後5時まで)
会期中無休
略歴昭和36年  生年、 モハーチ/ハンガリー
平成2年 モホリ・ナギ国立美術大学陶芸科修士課程修了/ブダペスト
平成5年 長野県に窯を築く
平成25年 IAC/国際陶芸アカデミー会員、ジュネーブ/スイス
平成27年 ハンガリー応用美術文化勲賞フェレンジ・ノエミ賞 Ferenczy N.Prize
平成29年 第 10 回現代茶陶展 TOKI織部奨励賞セラトピア土岐/岐阜県土岐市
平成30年 アートフェアー東京/スペシャル エディション招待/東京国際フォーラム
    宇宙に訊ねよ/多摩美術大学美術館企画/招待作家/東京
作家在廊日会期中、全日、在廊予定
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陶芸家アーグネス・フス氏、彼女の作品そしてご来場の皆様へご挨拶できる事を大変嬉しく存じます。

本年は、日本とハンガリー両国にとって大変重要な年であり、ハンガリーと日本の間で外交関係が開設されてから150年の節目の年を迎えます。

日本に拠点を置くハンガリー人アーティストであるフス氏は、二国間の深く多様な関係の傑出した代表者で 、民族や文化だけでなく、七夕の時季に銀河をテーマとして現実と超現実世界をもつなぎます。

 

パラノビチ・ノルバート(駐日ハンガリー大使)

 

 

 

模様が形に先行する―アーグネス・フスの制作手法は独特である。

まず土の板に即興的、感覚的に模様を描く。それを帯状にカットし、両手で振りながら薄く長く伸ばしていく。伸ばす過程で、表面にはヒビが入り、模様自体も変化する。

作家は土と対話するように、土の自然を取り込みつつ、更にそれを巻き、重ね、あるいは包み込むようにして形を創っていく。

水指、花入、茶碗、酒器、オブジェ等、土の帯それ自体が空間を楽しんでいるかのような作品である。

いずれも制作時にその時々の土の生理が取り込まれるため、一つとして同じものはなく、作品はそれぞれ個別の顔を持つ。

特に今回は渋みのあるものからパステル調まで幅広い。

1993年から長野に住まう作家は、日本で制作できることに無上の喜びを感じるという。

「やきものが必要とされていることを実感できるから」。

柿傳の空間を生き生きと彩るアーグネスの作品に、我々は日常と非日常の鮮やかな交錯を見るに違いない。

 

外舘和子(多摩美術大学教授)