久保田烈工 陶展
青白磁釉象嵌線彫文壺
会期 Schedule |
令和元年5月27日(月)~6月2日(日) May 27 - June 2, 2019 |
開廊時間 Opening Hours | 午前11時~午後7時まで(最終日の6月2日は午後5時まで) 会期中無休 |
ご紹介文 Introduction |
白磁にかける情熱と技
久保田烈工氏の美的センスや繊細な技から生まれた白磁、青白磁の作品は、独特の清々しさや凛とした気品がある。刀のような研ぎ澄まされた印象も残る。なぜか見ているうちに心が洗われ、温もりが肌に伝わって来る。まるで大河を思わせる広大な癒しがある。
作品に出会ったのは、私がその運営に関わっていた日本陶芸展初入選の時である。今では経歴が示すように陶芸界の重鎮であるが、若い時からその才能が芽生えていて、注目していた作家である。
白磁といえば、マルコポーロが中国からヨーロッパに持ち帰った時、多くの人々は驚嘆し、憧れを抱いたが、入手するのが困難であった。ヴェネチアのガラス職人は、その要望に応えたいとの熱き思いと粘り強い探究心から遂に白磁に似た乳白色ガラスを発明する。
昨秋、弊館で久しぶりに再会したが、当時と変わらない面影と実直さ、愛される人柄、ぶれない信念に触れ、とても嬉しく思った。
ヴェネチアの親方職人と同じように飽くなき挑戦への情熱こそが作家創作の命である。烈工氏の白磁にかける情熱と技への期待が高まり、今回の作品展がとても楽しみである。
箱根ガラスの森美術館 館長 岩田 正崔
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略歴 Biography | 昭和27年 熊本県人吉市出生 昭和57年・平成2年 九州・山口陶磁展 第1位・文部大臣奨励賞 平成13年 日本陶芸展 優秀作品賞毎日新聞社賞 平成14年 くまもと県民文化賞特別賞 熊本県文化懇話会賞 平成17年 日本陶芸展招待出品 平成20年 西部伝統工芸展 朝日新聞社大賞 平成22年 雅号を「烈工」・屋号を「悠斗窯」とする 平成23年 西部伝統工芸展 日本工芸会西部支部長賞 平成27年 日本陶芸展入選( 計11回)、「熊本県伝統的工芸品」指定 平成30年 日本伝統工芸展入選(計34回) |
作家在廊日 Date Artist in Gallery | 会期中、全日、在廊予定 |
出品作品 Exhibited Works | 壺、茶盌、花入、水指、香合、蓋置、食器、酒器など |
DM | この展覧会のDMを見る(PDF) |
主な出品作品 Main Exhibited Works |
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No.20
作品名 | 青白磁 ぐい呑 |
価格 | 【左端から】 27,000 円 21,600 円 27,000 円 |
寸法 | Φ 7.0 × H 7.0 (㎝) Φ 7.5 × H 4.3 (㎝) Φ 7.3 × H 6.3 (㎝) |
販売方法につきまして
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- DMや当サイトに掲載している作品は、会期が始まる前の事前予約を承っております。
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- 実際に弊廊にお出かけ頂けない方には、お電話やメールでのご注文も喜んで承ります。
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- 皆様からのお問い合わせを心よりお待ち申し上げております。