柿傳ギャラリーブログ
釈永由紀夫 作陶展が 始まりました。
平成22年12月19日(日)
もともと加賀と越中とを領地として所有していた前田家が、お膝元の加賀に奨励したのは、金や絵付などの華やかな焼きものでしたが、越中には、装飾の少ない控えめなものを良しとされました。
そのため、越中瀬戸焼は、花で言えば野の花のような味わい深い素朴な美しさを持っているのだそうです。
今回展示の作品には、野の花をかたどった“黒百合小鉢”がありますが、こちらは、立山連峰の伝説に基づいた作品とのこと。
「悲恋の末、衰弱した身をはかなんで山にこもり、亡くなってしまう小百合姫の霊が黒百合の花になった。」という悲しい伝説。。
この立山は、先生のお宅から見える、すぐそこの山だそうです。
黒の上薬をつかったものは、向付にも良く合うので、どう使われるのか楽しみだとおっしゃっていました。
他にも必見の茶碗が二つ…スティーブ・ジョブス(現Apple社CEO、Pixar社会長兼CEO)ご注文で制作されたシリーズの“黒釉打掛面取茶碗”、モダンな柄とカットのバランスが絶妙です。
もう一点は、灰のかかる条件の悪いところで焼かれたという“白釉打掛茶碗”で、半分灰に埋まっていたそうですが、繊細でおもしろい模様が浮かび上がっています。まさに、窯からの贈り物の一碗ですね。(kk)






