今後の展覧会

中島洋一展 ー裂を愛でるー

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会期 平成31年1月6日(日)~ 1月12日(土)
開廊時間午前11時~午後7時まで(最終日12日は午後5時まで)
会期中無休
略歴昭和30年 埼玉県秩父市生まれ
昭和53年 多摩美術大学 デザイン科・染織デザイン専攻 卒業
昭和61年 この頃より文化財修理に使用する古典織物の制作を数多く手がける
平成18年 伝統文化ポーラ賞 奨励賞
平成19年 民族衣装文化功労者 きもの文化賞
平成21年 S&R財団 ワシントン特別賞
作家在廊日会期中、全日在廊予定
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新年の干支にちなみ藤立涌猪文錦を制作しました。


猪の親子が伸び伸びと山藤が咲く春の野山を駆けぬける様子を織り表しました。

猪の子供には縞瓜に似た模様があるためウリ坊と呼ばれ、そのウリ坊の合間に猪目(ハート型文様)から成る文様を配しました。

猪は警戒心が強く見慣れないものを見るとすぐさま逃げる習性からその文様には魔除けの意味があり、神社仏閣の飾り金具に多く使われてきました。


一方、藤のしだれ花咲く姿は実りを寓意し、つる草のように伸びる葉の生命力から延年益寿を意味します。

藤は日本を象徴する霊峰富士に音で通じる事から日本人に愛され万葉集にも数多く歌われてきました。

また波状の中に藤の葉花を配したものを藤立涌といい、この文様は平安時代の貴族に愛好され、12世紀の絵巻表紙裂としても現存します。


福多き迎春を願い皆さまにご高覧頂ければ幸いです。

 

中島洋一