山本 出 × 出 製陶 父子展
会期 Schedule |
平成30年6月24日(日)~6月30日(土) June 24 - June 30, 2018 |
開廊時間 Opening Hours | 午前11時~午後7時まで(最終日30日は午後5時まで) 会期中無休 |
ご紹介文 Introduction |
山本 出(いずる)は武蔵野美術大学で彫刻を学び、父である山本陶秀(人間国宝)に陶技を学んだ。 しかし、彼が目指したのは伝統の備前焼にはない、フォルムと装飾が一体化した本格的な造形作品であった。
そのため備前の土に顔料を練り合わせた色土を用いて叩き込んで形成する「出彩」や、備前の土にフランス・ブルゴーニュの土を練り合わせた土を薄い板状にし幾層にも積み上げて形成する「積上」という独自の技法を確立した。
それは、備前のやきものの美感を保ちながら、現代にふさわしい新鮮で個性的な魅力ある作品を創造することであった。
美術評論家の乾由明氏は、「縄文土器につらなるような新しい造型的な作品」として山本作品を高く評価する。
今展には、山本の存在感溢れる「積上」「出彩」の花器20点余と、父の技法を受け継ぎ、その魅力をより多くの人に知らせるため御子息が立ち上げた現代の生活スタイルに合った「出製陶」の色とりどりの食器、花器等が出品される。
森 孝 一(美術評論家・日本陶磁協会 常任理事) |
略歴 Biography | □山本 出 Yamamoto Izuru 昭和19年 岡山県備前市に人間国宝(故)山本陶秀の四男として生まれる 昭和43年 武蔵野美術大学 彫刻専攻科 卒業 パリ・エコール・デ・ボザール(パリ国立美術学校・彫刻科)に留学 昭和46年 帰国後、父・陶秀に師事 昭和50年 伊部に築窯し、独立 昭和55年 第27回 日本伝統工芸展 日本工芸会奨励賞『叩込梅文大鉢』 平成7年 仏・ブルゴーニュ・ヨーヌ・ラティー城にて制作、窯焚き 平成14年 第19回 茶の湯の造形展 田部美術館大賞『積上花器・融合の宙』 平成19年 第2回 菊池ビエンナーレ大賞『積上花器・抱擁』 平成24年 岡山県重要無形文化財保持者に認定 □[出 製陶]山本 周作 Yamamoto Shusaku 昭和49年 山本 出の長男として備前に生まれる 平成13年 父・山本 出に師事 平成20年 日本伝統工芸中国支部展 入選 平成23年 田部美術館大賞 茶の湯の造形展 入選 平成26年 出 製陶を立ち上げる □[出 製陶]山本 領作 Yamamoto Ryosaku 昭和53年 山本 出の二男として備前に生まれる 平成15年 父・山本 出に師事 平成19年 岡山県美術展 入選 平成22年 日本伝統工芸中国支部展 岡山市長賞 平成26年 出 製陶を立ち上げる |
作家在廊日 Date Artist in Gallery | 24日(日)〜25日(月):出 27日(水):領作 28日(木)〜30日(土):周作 |
出品作品 Exhibited Works | 出:花入、茶碗、茶入、香炉、大鉢、徳利、ぐい呑 出製陶:カップ、花入、香炉、ぐい呑、豆皿、皿、カップ&ソーサーなど |
主な出品作品 Main Exhibited Works |
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No.13
作家名 | 出 製陶 |
作品名 | 【左端から】 リムプレート6 リムプレート7 【ご売約済み】 |
価格 | 3,780 円 5,724 円 |
寸法 | Φ 18.5 × H 1.5 (㎝) Φ 21.5 × H 2.0 (㎝) |
販売方法につきまして
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- DMや当サイトに掲載している作品は、会期が始まる前の事前予約を承っております。
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- 実際に弊廊にお出かけ頂けない方には、お電話やメールでのご注文も喜んで承ります。
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- 皆様からのお問い合わせを心よりお待ち申し上げております。