四想志陶 松谷文生|西田宣生|仲岡信人|清水剛
会期 Schedule |
平成29年11月12日(日)~11月18日(土) November 12 - November 18, 2017 |
開廊時間 Opening Hours | 午前11時~午後7時まで(最終日18日は午後5時まで) 会期中無休 |
出品作家 Artist | 松谷 文生、西田 宣生、仲岡 信人、清水 剛 |
ご紹介文 Introduction |
敬愛する松谷文生さんから、「茶碗」を共通テーマとした四人展のお話を頂いたのは二年前でした。 四国と丹波で活躍するその四人の若き陶工は、弊廊にてお世話になっている新進気鋭の方々でしたし、何より、その作品を私が好んでいたので、是非にとお受けした事が昨日の様に思い出されます。
さて、今展はタイトルを「四想志陶」とし、陶を志す四人の想いを込めた最新作を発表します。
松谷文生さんは、愛媛県の砥部で作陶され、茶褐色の無数の筋目を入れた独特の質感と伸びやかな造形を持つ「黎器」で、昨今の公募展で入賞・入選を繰り返しています。
西田宣生さんは、高知空港近くに窯を持ち、白磁に、躍動する綺麗な青や墨色の文様を描いた作品「碧」が人気ですが、最近は、白磁にシノギ削りを入れた白色だけの新作に挑まれています。この変化は、近年勤しまれているお茶の稽古の影響でしょうか。
仲岡信人さんは、兵庫県の丹波で活動され、青く美しい釉調の作品を生み出しています。小品から大作まで、一見して仲岡作品と分かる独特の存在感が魅力を放っています。
清水剛さんも、丹波に窯を持ち、深い群青色をした作品を中心に発表してきましたが、今展には、これまでの作品とは趣の異なる一風ある素敵な茶碗を送って下さいました。
会期中、四人が作った茶道具を用いたお呈茶も致します。 霜月の一時、どうぞ若き陶工に、ご遠慮なく厳しいご指導を頂ければ幸いです。
店主 安田 尚史 |
略歴 Biography | □松谷 文生 Matsutani Fumio 昭和50年 愛媛県伊予郡砥部町に生まれる 平成8年 嵯峨美術短期大学陶芸家卒業(現 京都嵯峨芸術大学)、日本芸術院会員 今井政之先生、眞正先生に師事 平成19年 独立、砥部にて作陶を始める 平成22年 田部美術館大賞「茶の湯の造形展」奨励賞受賞 平成24年 2012京都工芸ビエンナーレ 日本経済新聞社賞受賞、菊池寛実記念智美術館「茶の湯の現代-用と形-」入選 平成25年 菊池ビエンナーレ 奨励賞受賞、神戸ビエンナーレ2013現代陶芸コンペティション 大賞受賞 平成26年 田部美術館大賞「茶の湯の造形展」展 優秀賞受賞 平成27年 現代茶陶展 TOKI織部奨励賞受賞、柿傳ギャラリー個展 平成28年 現代茶陶展 入選 平成29年 田部美術館大賞「茶の湯の造形展」展 優秀賞受賞、現代茶陶展 入選、日本陶芸展 入選、柿傳ギャラリー個展 □西田 宣生 Nishida Nobuo 昭和50年 高知県に生まれる 平成12年 倉敷芸術大学工芸学科陶芸コース卒業 平成13年 京都市工業試験場陶磁器コース本科修了 平成16年 高知県南国市にて独立 平成21年 菊池ビエンナーレ展優秀賞(23、25年入選) 平成22年 日本伝統工芸展入選(23 ~27年) 平成25年 現代茶陶展TOKI織部大賞、日本陶芸展特別賞TOTO賞 平成27年 田部美術館大賞「茶の湯の造形展」大賞(25年優秀賞・21、22年奨励賞・23、24、26年入選) 、伝統工芸四国展 N H K 高松放送局賞 平成28年 柿傳ギャラリー個展 平成29年 田部美術館大賞「茶の湯の造形展」奨励賞 □仲岡 信人 Nakaoka Nobuhito 昭和52年 大阪に生まれる 平成8年 高等学校卒業後、丹波焼作家 西端 正氏に師事 平成13年 京都市工業試験場 陶磁器科 修業 平成18年 篠山市立杭にて独立 平成25年 田部美術館大賞 茶の湯の造形展 優秀賞(島根県)、神戸ビエンナーレ2013 現代陶芸コンペティション 準グランプリ、現在形の陶芸 萩大賞展Ⅲ 佳作 平成29年 現代茶陶展 入選 □清水 剛 Shimizu Takeshi 昭和50年 兵庫県丹波立杭に生まれる 平成11年 京都市立芸術大学 工芸科 卒業、陶芸家 今井政之・眞正氏に師事 平成17年 兵庫陶芸美術館に勤務(~24年) 平成21年 神戸ビエンナーレ2009 現代陶芸展 奨励賞(23年同賞) 平成22年 現在形の陶芸 萩大賞展2010 佳作 平成23年 神戸ビエンナーレ2011現代陶芸展 奨励賞、日本陶芸展 入選(25年入選) 平成26年 現代茶陶展 入選 平成28年 日・韓学術シンポジウムにて講演(金海粉青陶瓷館/韓国) |
作家在廊日 Date Artist in Gallery | 松谷文生:会期中、全日、在廊予定 仲岡信人:会期中、全日、在廊予定 清水 剛:11月12日(日)、13日(月)、17日(金)、18日(土) |
DM | この展覧会のDMを見る(PDF) |
お知らせ Notice | ■お呈茶のご案内 会期中、栗のお菓子「丹波三昧」と薄茶一服を差し上げますので、どうぞお出かけ下さいませ。 |
主な出品作品 Main Exhibited Works |
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No.10
作家名 | 清水 剛 |
作品名 | 【左端から】 刻紋銀彩面取酒盃 【ご売約済み】 刻紋銀彩片口 【ご売約済み】 |
価格 | 12,960 円 32,400 円 |
寸法 | Φ 6.1 × H 5.4 (㎝) W 19.2 × D 12.5 × H 6.4 (㎝) |
No.20
作家名 | 西田 宣生 |
作品名 | 【左端から】 碧彩四方銘々皿 碧彩銘々皿 |
価格 | 4,320 円 3,240 円 |
寸法 | W 12.5 × D 12.5 × H 2.5 (㎝) Φ 13.0 × H 1.5 (㎝) |
販売方法につきまして
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- DMや当サイトに掲載している作品は、会期が始まる前の事前予約を承っております。
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- 実際に弊廊にお出かけ頂けない方には、お電話やメールでのご注文も喜んで承ります。
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- 皆様からのお問い合わせを心よりお待ち申し上げております。