半泥子 廣永窯 四人展
会期 Schedule |
平成29年10月24日(火)~10月30日(月) October 24 - October 30, 2017 |
開廊時間 Opening Hours | 午前11時~午後7時まで(最終日30日は午後5時まで) 会期中無休 |
出品作家 Artist | 下田 正人、福森 資、坂口 久司、杉田 汀女 |
ご紹介文 Introduction |
把和遊(How are you)~ 喊阿厳(Come again)
廣永(ひろなが)窯は、川喜田半泥子が自邸津市千歳山の登り窯を、昭和21年に現在の長谷山山麓なる閑林池畔の静寂境に移したことに始まります。 窯場には半泥子が80歳の時に造られた泥仏堂があり、その10畳の室内の正面にある半泥子の自作像がお客様をお迎えいたします。
その自作像とともにお客様をお迎えするのが、厨子の扉の両側に大きく書かかれた 「把和遊(How are you)~ 喊阿厳(Come again)」というユーモア溢れる言葉たちです。
わたくしども4人は、柿傳ギャラリー様では初めての展示会でございます。 半泥子の型や約束にとらわれない自由な精神を原点に、手に取る人の心を優しく癒す器を目指しております。 お愉しみいただければ幸いでございます。
半泥子廣永窯 一同
ー半泥子廣永窯についてー
川喜田半泥子は、伊勢商人屈指の豪商川喜田久太夫家の16代当主であり、 木綿問屋の店主、百五銀行頭取のほか、数々の企業の要職を務めました。 多忙な生活の中で、書画、茶の湯、俳句、写真、建築など多彩な趣味を持ち、 型にとらわれない自由な姿勢で優雅に遊びました。 なかでも50歳を過ぎてから本格的に始めた陶芸においては破格で、「東の魯山人、西の半泥子」、「昭和の光悦」とも称される半泥子の芸術は、多くの人を魅了し、近代陶芸に残した足跡は趣味の域を超え注目されております。
昭和38年に川喜田半泥子が亡くなりました後は、開窯当初より半泥子の作陶を最も身近で見てきた坪島土平が引き継ぎ、その作品も多くの陶芸愛好家の心をつかみました。 器類は著名な調理人から高く評価され、廣永窯を趣味の焼物から事業へと発展させました。
平成25年に坪島土平が亡くなりました後、廣永窯の伝統は下田正人、藤村州二の両陶芸家に受け継がれ、その後、他の窯で修業された2人の陶芸家(福森資、坂口久司)も加わり、現在に至っております。
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略歴 Biography | ■下田 正人 Masato Shimoda 昭和28年 三重県四日市市に生まれる 昭和44年 廣永窯 坪島圡平に師事する 『廣永窯一門展』をたち吉(京都、銀座)、日本橋高島屋(特選サロン)、柿傳ギャラリー他にて開催 ■福森 資 Hajime Fukumori 昭和36年 三重県津市に生まれる 昭和60年 阿漕焼窯元を継承する 平成10年 第36回朝日陶芸展出品 平成11年 第6回ビエンナーレ展出品 ■坂口 久司 Hisashi Sakaguchi 昭和25年 三重県多気郡多気町に生まれる 昭和45年 愛知県瀬戸窯業訓練校卒業、加藤光昭氏に入門 昭和49年 三重県伊勢市「神楽の窯」にて修行 昭和58年 多気町で開窯 以後、個展を東武百貨店(東京)、法然院(京都)、萬里器(横浜)、陶苑(松山)、あんず舎(奈良)やまびと(豊橋)、だんらん亭(伊勢) 他にて開催 ■杉田 汀女 Teijo Sugita 昭和29年 三重県鳥羽市に生まれる 昭和52年 東京工芸研究所修了、廣永窯 坪島圡平に師事する 昭和58年 鳥羽市で「汀窯」を開窯 以後、個展を丸栄百貨店(名古屋)、近鉄百貨店(四日市)、ギャラリーこぶ春(京都) 他にて開催 |
作家在廊日 Date Artist in Gallery | 24日(火) ~ 26日(木) 下田正人、福森 資 27日(金) ~ 28日(土) 杉田汀女 29日(日) ~ 30日(月) 坂口久司 |
主な出品作品 Main Exhibited Works |
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No.17
作家名 | 坂口 久司 |
作品名 | 彩泥ミニピッチャー |
価格 | 各 5,400 円 |
寸法 | 【左端から】 W 8.5 × D 5.0 × H 10.0 (㎝) W 9.0 × D 5.0 × H 7.5 (㎝) Φ 7.5 × H 10.0 (㎝) 【ご売約済み】 |
販売方法につきまして
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- DMや当サイトに掲載している作品は、会期が始まる前の事前予約を承っております。
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- 実際に弊廊にお出かけ頂けない方には、お電話やメールでのご注文も喜んで承ります。
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- 皆様からのお問い合わせを心よりお待ち申し上げております。