過去の展覧会

チーム九谷 茶陶展

みつけ まさやす

丸紋ちらし水指/福島武山作

会期 平成28年11月2日(水)~ 11月8日(火)
開廊時間午前11時~午後7時まで(最終日は午後5時まで) 会期中無休
出品作家赤地 径、佐藤 亮、武腰 潤、田島正仁、田畑奈央人、中田一於、中田雅巳、福島武山、見附正康、南 繁正、吉田幸央
(五十音順)
略歴□赤地 径
昭和 47年 石川県金沢市生まれ
平成 6 年 石川県立九谷焼技術研修所基礎コース卒業 多治見市陶磁器意匠研究所にて半年間研修~現在 赤地陶房
平成 14年 赤地健・径 二人展 やきものいこま(奈良)
平成 24年 個展 日本橋髙島屋(東京)
平成 25年 モノトヒト(金沢)
平成 27年 赤絵の器~赤地健・赤地径展 銀座の金沢(東京)

□佐藤 亮
昭和 21年 新潟市生まれ
昭和 45年 早稲田大学卒業
昭和 54年 現在地で独立
昭和 55年 日本伝統工芸展 初入選
昭和 59年 日本工芸会正会員となる
東京銀座和光本館ホール等で個展多数

□武腰 潤
昭和 23年 石川県寺井町生まれ
昭和 45年 金沢美術工芸大学 日本画科 卒業
平成 3 年 日展特選(平成6年)
平成 14年 日本伝統工芸展 朝日新聞社賞
平成 18年 21世紀展 出品(以後毎年出品)
平成 19年 日本伝統工芸展 鑑査員(平成 24年)、 平成 18年度日本陶磁協会賞
平成 21年 日本陶芸展 招待作家(平成 23年、25年、29年)
平成 26年 石川県文化功労賞
平成 28年 石川県九谷焼美術館 館長就任、創と造 2016 出品

□田島 正仁
昭和 23年 5月2日生
昭和 52年 第 33回 石川県現代美術展 次賞受賞
昭和 53年 第6回 中日国際陶芸展 外務大臣賞受賞
平成 3 年 ’91 金沢工芸大賞 コンペティション優秀賞受賞
平成 18年 第 53回 日本伝統工芸展 日本工芸会奨励賞受賞
平成 21年 菊池ビエンナーレ展 入選
平成 22年 伝統九谷焼工芸展 優秀賞受賞(平成 23年、24年、25年、27年)
平成 25年 第 41回 伝統工芸陶芸部会展 審査員に就任
平成 28年 第 63回 日本伝統工芸展 朝日新聞社賞受賞

□田畑 奈央人
昭和 44年 三重県生まれ
平成 4 年 明治大学法学部卒業
平成 16年 武腰潤先生に師事
平成 17年 石川の伝統工芸展 入選 伝統九谷焼展 入選
平成 23年 伝統九谷焼展 技術賞受賞

□中田 一於
昭和 24年 石川県小松市生まれ
昭和 54年 一水会賞受賞
平成 2 年 日本伝統工芸展 文部大臣賞受賞
平成 13年 伝統九谷工芸展 大賞受賞 県立美術館買上げ
平成 14年 石川県指定無形文化財 九谷焼技術保存会保持者に認定
平成 20年 日本工芸会理事就任
平成 22年 日本工芸会 保持者賞受賞、北国文化賞受賞
平成 23年 紫綬褒章受章、日本伝統工芸展特待者出品
平成 24年 小松市文化賞 受賞
平成 27年 第 35回伝統文化ポーラ賞 優秀賞受賞

□中田 雅巳
昭和 52年 石川県生まれ
平成 9 年 石川県立九谷焼技術研修所基礎コース卒業
平成 18年 第6回 益子陶芸展 入選、第5回 出石磁器トリエンナーレ 入選
平成 17年 京畿道世界陶磁ビエンナーレ(韓国) 入選、金沢市工芸展 金沢市長最優秀賞
平成 23年 菊池ビエンナーレ 入選(同 25年)、日本陶芸展 入選(同 25年 賞候補)
        現代美術展 北國賞(同 26年)、長三賞常滑陶芸展 入選(同 25年)
平成 26年 Meister der Moderne展 バイエルン州賞受賞(ドイツ)

□福島 武山
昭和 38年 石川県立工業高校デザイン科卒
平成 7 年 創造美術展 東京都知事賞受賞
平成 11年 第 23回 全国伝統的工芸品公募展にて第一席グランプリ内閣総理大臣賞を受賞する
平成 13年 伝統九谷焼工芸展 大賞受賞
平成 17年 石川県指定無形文化財 九谷焼技術保存会会員に指定される
平成 19年 九谷焼伝統工芸会 会長就任
       石川の伝統工芸展 優秀賞受賞

□見附正康
昭和 50年 石川県加賀市生まれ
平成 9 年 福島武山氏に師事(平成 19年独立)
平成 12年 伝統九谷焼工芸展 技術賞受賞(平成 17年、21年)
平成 22年 全国伝統工芸品公募展 経済産業省製造産業局長賞受賞
平成 23年 「REVALUE NIPPON PROJECT―中田英寿 現代陶芸と出会う―」(茨城県陶芸美術館)
平成 24年 「工芸未来派」(金沢 21世紀美術館)
平成 26年 第9回パラミタ陶芸大賞展 大賞受賞(パラミタミュージアム)
平成 28年 平成 27年度 石川デザイン賞受賞

□南 繁正
昭和 25年 石川県能美郡寺井町湯谷生まれ
昭和 46年 日本硬質陶器株式会社 図案室勤務(~昭和 57年)
昭和 55年 第 27回 日本伝統工芸展 初入選
昭和 57年 (財)寺井町九谷焼資料館勤務(~平成3年)
昭和 61年 日本工芸会正会員に認定される
平成 4 年 第 39回 日本伝統工芸展 日本工芸会奨励賞受賞
平成 22年 石川県指定無形文化財保持団体 九谷焼技術保存会会員に認定される
平成 25年 第1回 陶美展 入選

□吉田 幸央
昭和 35年 石川県小松市生まれ
昭和 57年 金沢美術工芸大学卒業
平成 4 年 伝統九谷焼工芸展 大賞受賞
平成 6 年 高岡クラフト展 金賞受賞
平成 11年 陶芸ビエンナーレ ’99 特別賞受賞
平成 12年 第2回 現代茶陶展 TOKI織部 銀賞受賞
平成 21年 伝統九谷焼陶芸展 大賞受賞
平成 22年 第 57回 日本伝統工芸展 高松宮記念賞受賞
作家在廊日2日(水)赤地 径、佐藤 亮、武腰 潤、田島正仁、中田雅巳、見附正康、吉田幸央
3日(木)赤地 径、佐藤 亮、田畑奈央人、中田雅巳、見附正康、吉田幸央
4日(金)田畑奈央人、吉田幸央
6日(日)南 繁正
7日(月)南 繁正
8日(火)福島武山
お知らせ■オープニングレセプションパーティー
本展覧会の初日に、展覧会会場にて、ささやかなパーティー(立食)を開催します。 京懐石「柿傳」のおつまみとスパークリングワインをふるまいます。
チーム九谷の作家を囲んで、楽しい一時になればと願っておりますので、どうぞお気軽にご参会ください。皆様のご来廊を心よりお待ち申し上げております。   店主 安田 尚史

・日時 11月2日(水) 17:30~19:00
・場所 柿傳ギャラリー
・会費 無料
・申込 不要

■見附正康作品の初日の販売方法につきまして
あらかじめ混雑することが予想されるため、恐れながら、11月2日(水)の朝10:00から
ギャラリーのある安与ビル1Fのエレベーターホールにて整理券を配布致します。
11:00から開廊し、11:30より整理券の順に、先着順にて販売をさせて頂きます。
なお、ビルの入口が開く時間は、朝7時です。 
但し、一人でも多くの方にご購入頂ければと思い、誠に恐縮ですが、お一人様1点限りの販売とさせて頂きます。
ご理解の程、何卒どうぞよろしくお願い申し上げます。

チーム九谷の展覧会も、今年で第3回目を迎えます。

第2回目の懇親会の席で、 武腰 潤氏から「次回は、みんなで茶碗に挑戦しょう」という提案があり、今回のテーマ「茶陶」が決まりました。第3回目の今展を歌仙(連句)に例えれば、第3句目にあたります。

 

第1回目の「色絵の世界展」が発句で、第2回目の「色絵の世界展II」が脇、ともに挨拶の句です。

歌仙では、第3句目で大きく変化します。この第3句で、歌仙の価値が決まります。

武腰氏の「茶碗に挑戦しょう」という理由が何なのかは分 りませんが、彼らの何か新しいことに挑戦しようという強い意欲だけは、私にも伝わってきました。

 

いま九谷はとても元気です。全体がどうなのかは、なんともいえませんが、個々で見る限り、活躍している作家が何人もいます。

その一人が、赤絵細描の技術を現代に蘇らせた福島武山氏です。

フランスの高級ブランド、エルメスの依頼で、腕時計の文字盤に「駒競べ」と「風紋の女」を赤絵細描で描き、スイス・バーゼルで開かれた世界最大級の時計見本市で公開されました。

九谷焼の伝統の技が世界に認められた出来事として、国内外でも話題になりました。

以来、福島氏は超多忙です。その福島氏の活躍にあやかって、本展覧会のDМの表紙を、前回に引き続き福島氏にお願いしました。

 

さて、出品作家を五十音順に紹介しましょう。

紅白の梅文を大胆に配した清廉な茶碗を出品された赤地 径氏。

「煌(きらめき)」という副題が示すように、佐藤 亮氏の色絵香炉の図柄には光と風が感じられます。

六角碗の6面に雲中の麒麟(きりん)を力強く描いた 武腰 潤氏。茶碗としてはかなり大振りですが、なにかに使いたくなる器です。

今年の「第63回日本伝統工芸展」に出品された田島正仁氏の「彩釉器」が朝日新聞社賞を受賞されました。今展に出品の「彩釉水指」も鮮やかなグラデーションが魅力です。

九谷の磁土に和絵具を使った独特な彩色の「かわせみの香合」を出品された田畑奈央人氏。彼の今後の作品が楽しみです。

淡青の美しい「釉裏銀彩」がなんとも魅力的な中田一於氏の花文角皿。とても品格のある器です。

白い生地の上に黒い化粧土を塗り針で線を掻き落とし、その線の上に色化粧を塗り込んだ中田雅巳氏の鉢は、そのシャープな造形がとてもモダンです。

今回、福島武山氏は丸文の中に鳳凰や唐子を描いた赤絵細描の水指を出品されました。

白磁に赤絵細描の細い線で構成された見附正康氏の茶碗は、まさに器の小宇宙です。中田雅巳氏、見附氏、福島氏、武腰氏らは海外でも活躍されています。

淡い緑色を基調とし、 笹の葉の斬新な構図の酒器を出品された南 繁正氏。

パステル画のような淡く華やい だ「彩色金襴手」の水指を出品された吉田幸央氏。

以上、11人の作家による座の展覧会をお楽しみ下さい。

 

森 孝一(美術評論家・日本陶磁協会 常任理事)

主な出品作品
展覧会期間中に展示した作品をご紹介します。
展覧会終了後は、恐れながら、作品の在庫をお調べするのにお時間を頂ければ幸いです。
画像をクリックすると拡大写真がご覧になれます。
価格は、全て消費税込みの価格です。

赤地径

作家名赤地 径
作品名赤絵紅白梅文茶碗
価格【ご売約済】 7,560 円
寸法W 11.0 × D 11.5 × H 7.5 (㎝)

佐藤亮

作家名佐藤 亮
作品名色絵香炉「煌」
価格【ご売約済】 162,000 円
寸法W 7.8 × D 7.8 × H 9.4 (㎝)

武腰潤

作家名武腰 潤
作品名雲中麒麟六角碗
価格280,800 円
寸法W 14.5 × D 12.5 × H 12.2 (㎝)

田島正二

作家名田島 正仁
作品名彩釉水指
価格410,400 円
寸法Φ 17.0 × H 20.5 (㎝)

田端奈央人

作家名田畑 奈央人
作品名かわせみの香合
価格【ご売約済】 54,000 円
寸法W 10.7 × D 5.0 × H 5.5 (㎝)

中田一於

作家名中田 一於
作品名淡青釉裏銀彩花文角皿
価格324,000 円
寸法W 20.5 × D 20.5 × H 3.8 (㎝)

中田雅巳

作家名中田 雅巳
作品名SEN
価格108,000 円
寸法Φ 21.5 × H 6.6 (㎝)

福島武山

作家名福島 武山
作品名丸紋ちらし水指
価格【ご売約済】 1,080,000 円
寸法Φ 14.5 × H 19.5 (㎝)

見附正康

作家名見附 正康
作品名赤絵細描小紋茶盌
価格【ご売約済】 118,800 円
寸法Φ 11.5 × H 9.5 (㎝)

南繁正

作家名南 繁正
作品名酒器揃 笹
価格216,000 円
寸法〔徳利〕Φ 7.2 × H 22.0 (㎝)
〔ぐい呑〕Φ 5.5 × H 7.0 (㎝)

吉田幸央

作家名吉田 幸央
作品名金襴手彩色水指
価格378,000 円
寸法Φ 16.8 × H 16.6 (㎝)

南繁正02

作家名南 繁正
作品名茶碗 笹
価格162,000 円
寸法Φ 11.6 × H 9.0 (㎝)

中田一於02

作家名中田一於
作品名墨地紫苑釉裏銀彩花文茶盌
価格324,000 円
寸法Φ 10.7 × H 9.4 (㎝)

田島正二02

作家名田島正仁
作品名釉彩茶碗(緑)
価格216,000 円
寸法Φ 13.8 × H 7.7 (㎝)

武腰潤02

作家名武腰 潤
作品名川蝉の絵の末広碗
価格270,000 円
寸法W 12.5 × D 12.2 × H 8.5 (㎝)