過去の展覧会

冨嶽展 松原 賢

まつばら けん

「観」
【ご売約済み】 918,000円
W110 × H92 (cm)

会期 平成28年4月22日(金)~4月28日(木)
開廊時間午前11時~午後7時まで(最終日は午後5時まで) 会期中無休
略歴昭和23年 富山県上市町に生まれる
昭和48年 独立美術(東京都美術館)
昭和51年 井上三綱に師事
昭和52年 第一美術展(東京都美術館)第一美術賞
昭和54年 日仏現代美術展(グランパレ国立美術館・フランス)
     神奈川県美術展(神奈川県民ホールギャラリー) 県議会議長賞
昭和62年 上野の森美術館絵画大賞展(上野の森美術館) 特別優秀賞
     INF国際美術展(中華人民共和国/神戸)シルバー賞
昭和63年 日本現代陶彫展マケット展(土岐市文化プラザ)陶彫展賞
     日本現代陶彫展(土岐市文化プラザ)優秀賞
平成元年 スペイン美術賞展(バルセロナ美術館)
平成2年 次代をになう作家展(箱根彫刻の森美術館)
     長安寺本堂障壁画<日・月>制作(箱根仙石原)
平成3年  '91富山の美術(富山県立近代美術館)
     陶壁<天の唱><地の唱>制作(セラトピア土岐・岐阜)
平成5年 陶壁<閘>制作(城山市民センター・宇都宮)
平成6年 舞台美術(音と造形のコラボレーション 細谷一郎・松原賢スーパープロジェクト「環」)
平成7年 '95富山の美術(富山県立近代美術館)
平成8年 北日本マンスリーアート「松原賢展」(北日本新聞ギャラリー・富山)
平成9年 勝央町郷土美術館特別企画「松原賢展・音」(勝央町郷土美術館・岡山)
平成11年 韓・日絵画交流展(東京/ソウル)
平成12年 Asian Art Now(ラスベガスアートミュージアム・アメリカ)
平成13年 栃木県美術の二十世紀㈼千年の扉(栃木県立美術館)
     とやま現代作家シリーズこころの原風景(富山県立近代美術館)  
平成14年 エバーグリーンマリノアホテル全館アートワーク(博多)
     小松製作所真岡工場ロビーアートワーク
     <宙の聲><地の聲><相><聲>制作(栃木)
平成15年 荻窪ルミネ レリーフ<暘><閘>制作(東京)
平成16年 舞台美術 創造コンサート「花天月地」(富山)
平成17年 ヴィラフォンテーヌ汐留 ロビー<日・月>制作(東京)
平成18年 オリエンタルヒルズ沖縄・全館アートワーク(沖縄)
     エスパス・ベルタン・ポワレ ギャラリー「松原賢展」(フランス・パリ)
     TKW20ギャラリー「松原賢展」(ドイツ・ケルン)
平成20年 シリーズふるさとの群星Vol.6 
     松原賢ー生々流転 (太閤山ふるさとギャラリー・富山)
平成23年 林屋晴三先生より、一年間(6回)茶会の床掛けの依頼を受ける(新宿 柿傳)
平成24年 柿傳ギャラリー初個展

その他、全国各地で個展・グループ展
作家在廊日会期中、全日在廊予定

良き出会い

 

十年前に、現代の美術工芸作品のなかから私の見立てた作品を取合せた茶席を設け、「流派を問わず、今を問う」という想いで新宿の柿傳にて茶の湯同好会茶会を催すようになり、昨年6月には五十回を数え、3月18日に第五十三回の茶会が催された。

 

およそ十年のあいだに、幾人もの作家との出会いがあったが、なかでも松原賢という画家の抽象画に私は共感を抱き、平成24年には、一年間六回にわたって彼の作品を本席の次の間ともいえる十畳の間に掛けた。

 

松原さんは、黒田育枝さんの紹介で出会うまで全く面識がなかった。しかし私は最初からその名利を追わず、我が道を歩いているお人柄に魅せられ、私自身、名利に捉われることなく生きてきたと自己認識しているので、松原さんの恬澹とした人間性に人一倍傾斜していったのだと思う。

 

一年間、六度の茶会に、彼の抽象画を床にかけ、その作風について語らっているうちに、この画家が日本という国を象徴する「冨士山」に挑んだら、どのような作品が生まれるのだろうと、彼にとってはおよそ余計なことを想い、「松原さんも冨士山に挑んでみないか」と平成25年の12月に声をかけた。

 

彼は私の顔を見つめて当惑を示したが、私は松原さんに、「日本人がたった一つ世界に自慢できるものといえば冨士山しかないではないか。是非挑んでは」と強く言った。

 

その頃彼と私は有無通じるところがかなり深くなりつつあったので、彼は私の意を汲んで冨士山に挑んだ。それ以来、彼は幾度も魂魄を込めて冨士山に向かうようになり、いわゆる風景画としての冨士山ではなく、霊峰冨士山に真正面から対峙していった。その画材や表現に独特の技法も創出し、誰もが表わすことのなかった冨岳図が僅か二年ほどの間に出現したのであった。

 

画家とその作品を床の間に掛けたいと注文する者との関係と語らいが、如何にあるべきか判然としないが、私にとって松原さんの冨岳図は、他の追従を許さない真なるものである。

 

そして先日、松原さんは初めて遠景の風景画として白霊の冨岳図「観」(上の絵)を描き上げた。その写真を見て私は感動した。河口湖畔からの冨岳、目前の波と棒杭と遠景の冨士山がもたらす景色の鮮やかさと静けさは、見事としか言いようがなかった。

 林屋 晴三

 

 

冨士山

残月の床には、四尺四方の水盤に張った水に、枯れ蓮の実と壁に掛けた「環」が映り 込んでいる、その水面に水滴がポツリと落ちて波紋が広がり戻り、数度繰り返し元の 水鏡にもどる。

「環・一滴」をしつらえ終えて客入りを待つ静かなひととき、一滴の水音が響き渡る。

 

『良い景色が出来たね、有難う・・・』

席主の、林屋晴三先生が目を細める。

「環」と「一滴」を組み合わせた此の、インスタレーションは天と地の交わりの瞬間である。

天(あめ)が大地と交わり命が芽生えその命を育んでいく、生滅を繰り返す東洋の時 空観、死生観をテーマにした此の作品に、席主が枯れ蓮の実を生けて床のしつらえが 完成する。


そして深くこの空間と共鳴して居られる作者にとって至福の時である。

 

しばらく静観のあと、突然!
『ケンさん、此処に冨士山を画いてみないか』
「はァ~冨士山ですか??」 『やってごらんよ、松原賢の冨士山を、良いのが出来たら来年の初釜に掛けよう…』 イメージはかなり出来上がって居られるご様子。

 

平成25年12月1日、この年、最期の新宿 柿傳 第四十三回、茶の湯同好会茶会、 残月の間、朝の出来事である。

松原 賢

主な出品作品
展覧会期間中に展示した作品をご紹介します。
展覧会終了後は、恐れながら、作品の在庫をお調べするのにお時間を頂ければ幸いです。
画像をクリックすると拡大写真がご覧になれます。
価格は、全て消費税込みの価格です。

松原 賢  聯図

作品名聯図
価格【ご売約済み】1,468,800円
寸法W120 × H120 (cm)

松原 賢  冠

作品名
価格820,800円
寸法W122 × H60 (cm)

松原 賢  早春賦

作品名早春賦
価格1,468,800円
寸法W122 × H122 (cm)

松原 賢  滝

作品名
価格1,026,000円
寸法W70 × H161 (cm)

松原 賢  月光

作品名月光
価格【ご売約済み】918,000円
寸法W90 × H110 (cm)

松原 賢  残照

作品名残照
価格1,026,000円
寸法W70 × H161 (cm)

松原 賢  寂

作品名
価格【ご売約済み】896,400円
寸法W120 × H80 (cm)

松原 賢  暁光

作品名暁光
価格【ご売約済み】1,598,400円
寸法W180 × H90 (cm)

松原 賢  峻厳

作品名峻厳
価格950,400円
寸法W70 × H144 (cm)

松原 賢  冨士

作品名冨士
価格【ご売約済み】734,400円
寸法W91 × H73 (cm)

松原賢11_夕

作品名
価格918,000円
寸法W 100 × H 100 (㎝)

松原賢12

作品名冨士
価格【ご売約済み】324,000円
寸法W 53 × H 53 (㎝)

松原賢13

作品名不二山
価格【ご売約済み】324,000円
寸法W 53 × H 53 (㎝)

松原賢14

作品名暁光
価格【ご売約済み】324,000円
寸法W 53 × H 53 (㎝)

松原賢15

作品名余光
価格324,000円
寸法W 53 × H 53 (㎝)