追悼 吉野 魁 × 敬子 親子展
会期 Schedule |
平成28年3月13日(日)~3月19日(土) March 13 - March 19, 2016 |
開廊時間 Opening Hours | 午前11時~午後7時まで(最終日は午後5時まで) 会期中無休 |
ご紹介文 Introduction |
唐津焼の陶芸家・吉野魁(かい)さんが、昨年11月に亡くなられた。享年74歳。 70を機に娘の敬子さんに櫨(はぜ)ノ谷窯を譲り、「靖義」を「魁」と改名して新たな挑戦に踏み出されたばかりであった。 じつは20年程前、吉野さんの作陶人生を一変させる出来事があった。 それは、古唐津の原料である砂岩(さがん)との出会いである。 吉野さんは憑りつかれたように砂岩を唐臼で砕き、半年かけて粘土化したもので作品を作り続けた。 そして改名は、古唐津と現代を繋ぐ「唐津の魁(さきがけ)になりたい」という、吉野さんの表明でもあった。 今回の遺作展は、その吉野さんの夢を継いでの親子展である。 茶碗、花入などの茶陶唐津を中心に、向付、酒器など懐石の器が出品される。
森 孝 一(美術評論家・日本陶磁協会常任理事) |
略歴 Biography | ・吉野 魁 陶歴 昭和16年 伊万里市に生まれる 昭和45年 四連房の登り窯を築き作陶を始める 以来「古唐津」の持つ風合いに惹かれ、土と釉と窯火の研究に取り組む 平成25年「魁(かい)」と改名する 平成27年 鬼籍に入る ・吉野敬子 陶歴 昭和47年 伊万里市に生まれる 平成8年 父、吉野靖義の櫨ノ谷窯にて修行 平成15年 有田窯業大学校でろくろの技術を学ぶ 平成18年 タイ、ベトナムにて現地の伝統技法を学ぶ 平成25年 櫨ノ谷窯窯主となる |
作家在廊日 Date Artist in Gallery | 3月13日(日)〜16日(水) |
お知らせ Notice | ■ギャラリートーク 森 孝一氏 × 吉野敬子「吉野 魁氏の陶芸を語る」&レセプションのご案内 会期初日の夕、森 孝一氏によるギャラリートークなど追悼セレモニーを開催します。 唐津の美味しいお酒と、京懐石 柿傳のおつまみで吉野 魁さんを偲びたいと思います。 どうぞご参会下さい。(申込不要・会費無料) ・日 時 3月13日(日) 午後5時~7時 ・場 所 柿傳ギャラリー ■お呈茶のご案内 会期中、唐津のお菓子と、吉野茶碗で薄茶一服を差し上げますので、どうぞ、お出掛け下さい。 |
主な出品作品 Main Exhibited Works |
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No.13
作品名 | 〔右〕青唐津6寸兜鉢 〔中央〕斑唐津片口手塩皿 〔左〕斑唐津皮鯨6寸炊き合わせ鉢 |
価格 | 〔右〕 5,400円 【ご売約済】 〔中央〕 2,160円 【ご売約済】 〔左〕 5,400円 |
寸法 | 〔右〕 W 18.4 × D 17.2 × H 6.1 (㎝) 〔中央〕 W 12.0 × D 10.2 × H 3.7 (㎝) 〔左〕 Φ 18.2 × H 5.7 (㎝) |
No.15
作品名 | 〔右端から〕 本手絵唐津皮鯨ぐい呑 本手絵唐津徳利 唐津絵粉引ぐい呑 朝鮮唐津徳利 絵唐津ぐい呑 |
価格 | 〔右端から〕 21,600円 45,360円 23,760円 【ご売約済】 16,200円 【ご売約済】 8,640円 【ご売約済】 |
寸法 | 〔右端から〕 Φ 6.7 × H 4.9 (㎝) Φ 10.1 × H 14.3 (㎝) Φ 7.2 × H 5.3 (㎝) Φ 9.3 × H 12.2 (㎝) Φ 6.2 × H 6.0 (㎝) |
販売方法につきまして
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- DMや当サイトに掲載している作品は、会期が始まる前の事前予約を承っております。
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- 実際に弊廊にお出かけ頂けない方には、お電話やメールでのご注文も喜んで承ります。
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- 皆様からのお問い合わせを心よりお待ち申し上げております。