村田 佳彦 漆展 ー陰影ー
会期 Schedule |
平成27年12月2日(水)~12月8日(火) December 2 - December 8, 2015 |
開廊時間 Opening Hours | 午前11時~午後7時まで(最終日は午後5時まで) 会期中無休 |
ご紹介文 Introduction |
村田佳彦さんの作る漆の作品は、艶やかで暖か味があり、どこかやさしい。 それは、作家の思いが漆の樹液と溶けあって、作品をやさしく包み込んでいるからである。 村田さんの作品の多くは楓の木から作られている。 楓は重硬な材質で、刃物を用いて削るにはやや厳しい木材であるが、それでも楓を使う理由は、その粘り強さにある。 村田さんは、様々な木材を用いて制作してきたが、「自然の持つしなやかなラインを表現するには楓が最もふさわしい」と語る。 村田さんが自然をモチーフに制作するのは、自然への敬意からだが、「漆の持つ美しさや独特な雰囲気を壊さないよう、常に謙虚な姿勢を心がけ、表現しすぎないことを肝に銘じている」という。 今展には、鳥の舞う姿からヒントを得た結界や植物や水の流れをイメージした香合や皿など、約40点のオブジェや茶道具が出品される。
森 孝一 (美術評論家・日本陶磁協会 常任理事)
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略歴 Biography | 昭和52年 群馬県桐生市生まれ 現在、富山県南砺市にて制作 平成13年 金沢美術工芸大学 美術工芸学部 工芸科 卒業 平成17年 金沢卯辰山工芸工房 修了 平成23年「八人展」(柿傅ギャラリー) 平成24年「茶の湯の現代 - 用と形 - 」展入選 (菊池寛実記念智美術館/東京) 平成25年「結界 山眠る」ミネアポリス美術館 (アメリカ・ミネソタ州) 収蔵 平成26年 「Dialogue with Materials:Contemporary Japanese Arts and Crafts」 (Ahmed Adnan Saygun Sanat Merkezi/トルコ) |
作家在廊日 Date Artist in Gallery | 会期中、全日、在廊予定 |
主な出品作品 Main Exhibited Works |
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No.11
作品名 | 〔左〕香合 -ひとしずく 小 〔右〕うづくり 摺り漆 蓋物 -つん 大 |
価格 | 〔左〕54,000 〔右〕48,600 |
寸法 | 〔左〕W 9.4 × D 7.0 × H 3.0 (㎝) 〔右〕W 9.6 × D 5.6 × H 5.2 (㎝) |
販売方法につきまして
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- DMや当サイトに掲載している作品は、会期が始まる前の事前予約を承っております。
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- 実際に弊廊にお出かけ頂けない方には、お電話やメールでのご注文も喜んで承ります。
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- 皆様からのお問い合わせを心よりお待ち申し上げております。