柿傳ギャラリーブログ

桑田卓郎展のご紹介です

平成24年3月28日(水)

 

 

DMのお葉書で、モンドリアンの抽象絵画やリートフェルトの椅子を思い浮かべた方もいらしたでしょうか。

 

 

 

 

日本人の感覚を越えた色遣い、直線的な絵付けとフォルムが 印象的な人気の若手作家さんです。

 

 

彩色の作品は、原色のようでいて、ぎらぎらしない上品なビビッド色。色の組合せにより、何度かの素焼きで色を定着させてから本焼きに。金属色の場合は、油で溶いた金、銀、白金などを、800度で焼き付けるそうです。ヘアラインのステンレス製かと見まごうばかりの銀彩。白金彩は、ひときわ光彩を放って存在感を際立たせています。内側に白金を塗ったデザインの作品は、子供の頃、アラジンの水筒をのぞいてみた時のわくわく感を思い出してしまいます♪

 

 

また、白色のベース地は、もともと釉薬が混ざったような性質の磁器で、よごれやシミも出来にくい実用的なもの。

数寄屋造りの建物がお好きだという桑田先生は、お茶の世界にもますます興味をもたれた様子…今後の茶陶での活躍もこうご期待です!!(kk)