過去の展覧会

唐津焼-12人の作家による静の茶碗、動の茶碗 展

なかざと たろうえいもん

十四代 中里太郎右衛門 作 「叩き唐津黒斑茶盌」

会期 平成24年2月10日(金)~ 2月16日(木)
開廊時間午前11時~午後7時まで(最終日は午後5時まで) 会期中無休
出品作家岡本作礼、梶原靖元、小島直喜、田中佐次郎、中川自然坊、中里太亀、十四代 中里太郎右衛門、
濱崎節生、藤ノ木土平、丸田宗彦、吉野靖義、矢野直人
お知らせ■鈴田由紀夫氏の講演会「唐津焼の魅力」及び古唐津観賞会
本展覧会の初日に、柿傳ギャラリーと同じビルの安与ホールにて以下の講座を行います。
※ 恐れながら、満席となりましたので、締め切りとさせて頂きます。ありがとうございました。

日時 2月10日(金)講演会15:00~16:30、古唐津観賞会16:30~17:00
場所 安与ホール(東京都新宿区新宿3-37-11安与ビル7階)
第1部 鈴田由紀夫氏(佐賀県立九州陶磁文化館館長)の講演会「唐津焼の魅力」
第2部 古唐津観賞会
参加費 無料
問合せ TEL 03-3352-5118、FAX 03-5269-0335、gallery@kakiden.com 11時~19時受付。ギャラリー休廊日を除く


■■オープニングレセプションパーティー
本展覧会会場にて、以下の通り、ささやかなオープニングレセプションパーティー(立食形式)を開催します。
※恐れながら、満席となりましたので、締切とさせて頂きます。ありがとうございました。

日時 2月10日(金) 17:00(上記古唐津観賞会修了次第)~19:00
場所 柿傳ギャラリー
参加費 無料


■■■特別記念茶会
本展覧会の二日目の2月11日に、柿傳ギャラリーの上にある柿傳茶室にて、特別記念茶会を開催します。どうぞお気軽にご参会頂き、唐津ゆかりのお道具で、一服のお茶をお楽しみ頂ければ幸いです。

日時 2月11日(土)10:00席入、11:00席入、13:00席入、14:00席入
※ お陰様で、10:00席入、11:00席入、13:00席入は満席となり、14:00席入も残席僅かとなりました。
場所 新宿 京懐石 柿傳(東京都新宿区新宿3-37-11安与ビル)
薄茶席「残月(9F)」、おにぎり弁当席「古今サロン(6F)」、受付・寄付「安与ホール(7F)」
    ※ 席入の15分前までに受付にお越し下さい。
会費 4,000円(税込)
申込 参加ご希望の方は、柿傳ギャラリーまで電話、FAX、メールにて御申し込み下さい。
(TEL 03-3352-5118、FAX 03-5269-0335、gallery@kakiden.com 11時~19時受付。ギャラリー休廊日を除く)

「唐津焼-12人の作家による静の茶碗、動の茶碗」展に寄せて

 

 平成二十二年三月に柿傳ギャラリーで、第一回「二○一○ 唐津焼のいま―12人の陶芸家による技の競演」展を開催して早や二年が過ぎようとしています。その時は、連日人が絶えることもなく大変好評でした。その第二回「唐津焼-12人の作家による静の茶碗、動の茶碗」展が、いよいよ二月に同ギャラリーで開催されます。メンバーも二人ばかり入れ替りました。参加者は、唐津の第三世代(岡本作礼・梶原靖元・小島直喜・田中佐次郎・中川自然坊・中里太亀・中里太郎右衛門・濱崎節生・藤ノ木土平・丸田宗彦・吉野靖義)と第四世代(矢野直人)の十二名です。因みに、第一世代は中里無庵氏、第二世代は中里逢庵氏です。その第一世代が唐津の古典復興を目指し、第二世代が芸術家としての自立を目指しましたが、第三世代はその両方に学び、唐津の大地にしっかり足を着けた作家たちです。彼等の仕事は決して古唐津のコピーではなく、その人の個性、感性を生かしたものです。その第三世代に憧れながら、自由にお互いを刺激し合っているのが第四世代です。

 その第三世代を代表する陶芸家の中川自然坊氏が、昨年十二月十三日に亡くなられました。自然房氏は、東京で十月に「作陶三十周年記念中川自然坊展」を開催されました。その個展は、自然坊氏の納得のいった作品だけを並べたとても気持ちのいい展覧会でした。

 青山二郎が、茶碗には六相というものがあり、品格・侘び・寂びの三種と、量感・力感・浄感の三感、この三種三感が一つになって茶碗の姿を造っているといっています。この姿という言葉には、造形という言葉では表現出来ないものがあります。

 自然坊氏の茶碗はその全てを適えたものではありませんが、清らかな浄感が漂う、静の中に動というか、文章でいえば行間、絵画でいえば余白、焼物でいえば空気を感じさせるものでした。そして、その対極にあるのが動の茶碗です。動の茶碗は織部以来、日本人が好んできたもので、現代でも多くの作家が表現している茶碗の一つの姿です。しかし、禅的に表現すれば、動即静、静即動であり、分けることの出来ない関係にあると私は考えています。要は、静の茶碗も動の茶碗も究極的には一つであり、共に空気感のない茶碗はだめだということです。

 この私のメッセージを参加する十二人の作家に送り、今回空気感のある茶碗に挑戦していただきました。それだけに、面白い展覧会になったのではないかと思っています。さらに、この空気感をキーワードに自らが目標としている茶碗、また基本としている茶碗を一碗出品していただき、それと自作の茶碗を並べて展示しすることで、作家側の視点から茶碗を見ていただき、作り手の熱き思いを伝える展覧会に構成いたしました。図録に掲載した茶碗はそれぞれの自信作です。しかし、納得のいかない作品は載せたくないという理由で、今回図録には間に合わなかった作家もいます。それはそれで、この展覧会に対して真剣であるという証しであり、いまから開催を楽しみにしております。

 

  日本陶磁協会 主任研究員

森 孝一

主な出品作品
展覧会期間中に展示した作品をご紹介します。
展覧会終了後は、恐れながら、作品の在庫をお調べするのにお時間を頂ければ幸いです。
画像をクリックすると拡大写真がご覧になれます。
価格は、全て消費税込みの価格です。

唐津焼展 1

作家名岡本作礼
作品名唐津黒高麗鎬茶盌
価格210,000円
寸法Φ13.2×H9.6(cm)

唐津焼展 2

作家名梶原靖元
作品名白飯洞半筒茶盌
価格189,000円
寸法Φ12.3×H8.0(cm)

唐津焼展 3

作家名小島直喜
作品名彫唐津茶碗
価格189,000円
寸法Φ12.1×H9.6(cm)

唐津焼展 4

作家名田中佐次郎
作品名唐津茶碗 銘 竹取
価格840,000円
寸法Φ13.8×H8.8(cm)

唐津焼展 5

作家名中川自然坊
作品名大井戸茶碗
価格非売品
寸法Φ15.9×H9.3(cm)

唐津焼展 6

作家名中里太亀
作品名唐津皮鯨茶碗
価格52,500円
寸法Φ13.4×H8.3(cm)

唐津焼展 7

作家名十四代 中里太郎右衛門
作品名叩き唐津黒斑茶盌
価格472,500円
寸法Φ11.8×H8.6(cm)

唐津焼展 8

作家名濱崎節生
作品名雲舟寺(香炉)
価格84,000円
寸法W25.8×D15.5×H33.6(cm)

唐津焼展 9

作家名藤ノ木土平
作品名唐津井戸茶碗
価格210,000円
寸法Φ15.2×H9.0(cm)

唐津焼展 10

作家名丸田宗彦
作品名唐津茶碗
価格189,000円
寸法Φ15.8×H6.5(cm)

唐津焼展 11

作家名矢野直人
作品名斑唐津茶碗
価格73,500円
寸法Φ14.3×H8.8(cm)

作家名吉野靖義
作品名本手斑唐津茶盌
価格157,500円
寸法Φ13×H7.3(cm)