柿傳ギャラリーブログ

柴田一佐衛門展のご紹介です

平成24年5月4日(金)

柴田先生は、以前、金を用いた造形に惹かれ、ニューヨークでジュエリーデザイナーとして活躍された時期をもつ異色の陶芸家!!

宝石のような作品、また、見る方の気持ちが良くなる空気清浄機のような作品を作りたいとおっしゃいます。

 

 

 

その為、織部水指の色は、少し青みを帯びた翡翠色。

黄瀬戸のたんぱんに用いられる硫酸銅で内側から色付けすることで、透明感のある春の色に仕上げています。

また、平水指の蓋は、やきものの家に伝わる松の桟板を使ったもの。展覧会に歴史が取り込まれています♪

 

 

 

優しい色の茶碗や一輪挿し…百草土は、工房ちかくの断層のなかでも、ピンク色の丸い塊となって眠っており、一目でそれと判るのだそうです。

 

 

無釉で艶消しのように焼きあがる、この土があればこそ美濃の焼物が栄えたという百草土。石はぜが、勢いのあるいい味を出しています。

今回、一番人気の茶入れ…そぎめは、どれも十一面。十一面観音の頭の部分にみたてているそうで、正面に白く、光のアクセントをつけています。煤竹の蓋をかむった静かな様子は、すっくと立ち上がった時の人のシルエットにもみえてきます。(kk)

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内藤六郎展のご紹介です

平成24年4月25日(水)

 

もともと絵を描くことも、ものづくりもお好きだったという内藤六郎先生。 

両方の技法を追及した作品を、最近「陶水彩」と名付けられました。

陶芸用の絵の具の中から、選び集めた30色程を水等でとき、水彩のように透明感ある作品に仕上げます。

 

 

 

 

以前、つくられていた渋い色の作品は、素焼きの状態で絵を描き、還元で焼成していたそうですが、次第に明るい発色に惹かれ、工夫をかさねられたそうです。

 

 

 

そして、6年ほど前からは、一度白い磁器として焼き上げてから絵を描き、酸化で焼くことで、次第に思うような色を再現されています。

この酸化と還元…焼物の発色でよく耳にする方法ですが、この作用が自然界で起こると、もとは同じ鉱物でも、赤いルビーとグリーンのエメラルドにわかれるといった例もうかがいました♪

 

 

 

また、自然に造詣が深く、小鳥の絵柄が印象に残る内藤先生ですが、日本野鳥の会に入られたのは、山梨県に来られてからで、本当は四足の動物に一番惹かれているそう。

陶板、面取りの壺から、ちいさな蕎麦猪口まで、カモシカや、キツネの表情も見逃せませんね!!(kk)

 

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岩瀬健一展のご紹介です

平成24年4月16日(月)

会話の絶えない暖かいムードは、岩瀬先生ご夫妻のもつ和やかな雰囲気によるもの。

柿釉の作品をよくお見受けしていましたが、ギャラリー初の個展となります。

 

 

 

これまでも茶陶を作られていたそうですが、今回の茶碗は、林屋先生とのご交流により、また、心機一転取り組まれた作品とのこと。

黒瓷茶碗には「晨映(明け方の光)」、柿瓷茶碗には「かん(花の開ききらない形)」、竹灰釉茶碗には「暁雲(明け方の雲)」といった、いずれも、はじまりを感じさせる縁起の良い名付けがされています。

 

 

 

竹灰釉茶碗は、竹灰で作った釉をかけて、高温で焼かれた青磁色の大きな平茶碗。中心部には、紫色の細かいドットや、花びら型の紋が現れて爽やか♪ 朝顔の花を彷彿とさせます。

柿瓷茶碗は、5色もの柿釉のうち、2~3種類を用いて、時には、マスキングもして掛け分けるそうです。境目が本当に自然で、よく見るとなめらかな変化が楽しめる蕾のかたちの大福茶碗。

 

 

黒瓷茶碗の釉薬は、実は柿瓷と変わらないそうですが、温度と酸化還元の加減を操って、黒をだしていきます。温度が下がってきた時により長く、2度目の還元をかけることで、いっそう黒みの強い茶碗になるそうですよ。

今回は、かせたグレーの美しい黒瓷が、大人気でした!! (kk)

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中里太亀展のご紹介です

平成24年4月6日(金)

唐津の人気作家、中里太亀先生の季節がやってまいりました。

今年のイベントは、「唐津な小宴」。

昨年に引き続き、先生と一緒に呑む為の企画です。

 

 

 

先生お手製のあじの干物、そして奥様のおつまみは、季節の香りであふれています。

プレゼントのぐい呑を片手にまた酒器を選ぶ…魅力いっぱいの時間を楽しんで頂きました♪

 

 

 

今年のおすすめは、まず、南蛮の向附や酒器。鮮やかな炎色の蓮の葉や梅形の器は、使い込むほどに愛着が持てそうです。

絵唐津の向附は、浜千鳥におもだかの葉そして、串にさしたお団子のようなかわいい図柄。キレの良い三島の作品と、また、ひとあじ違って、ほのぼのとした絵唐津の鷹揚さが感じられ、家族の食卓にもぴったり。

 

また、最近の作という青唐津は、蓋置、茶入れ、酒器などに静かなたたずまいを与えています。渋いカーキ色の釉色ですが、一番小さな器“つぼつぼ”や、“黄唐津向附”に用いられた山吹色の釉薬を、還元焼成にしたものだそうです。

ところで、今回、山もりの干物をのせて大活躍の三島皿は、直径45cmにもなるみごとな大皿。焼く前と比べ、1割4分ちぢんだ大きさとのことでしたが、人の身長に置きかえて185cmから160cmになるようなものだとうかがうと、なるほど!変化の具合が想像しやすかったです。(kk)

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桑田卓郎展のご紹介です

平成24年3月28日(水)

 

DMのお葉書で、モンドリアンの抽象絵画やリートフェルトの椅子を思い浮かべた方もいらしたでしょうか。

 

 

日本人の感覚を越えた色遣い、直線的な絵付けとフォルムが 印象的な人気の若手作家さんです。

 

 

彩色の作品は、原色のようでいて、ぎらぎらしない上品なビビッド色。色の組合せにより、何度かの素焼きで色を定着させてから本焼きに。金属色の場合は、油で溶いた金、銀、白金などを、800度で焼き付けるそうです。ヘアラインのステンレス製かと見まごうばかりの銀彩。白金彩は、ひときわ光彩を放って存在感を際立たせています。内側に白金を塗ったデザインの作品は、子供の頃、アラジンの水筒をのぞいてみた時のわくわく感を思い出してしまいます♪

 

 

また、白色のベース地は、もともと釉薬が混ざったような性質の磁器で、よごれやシミも出来にくい実用的なもの。

数寄屋造りの建物がお好きだという桑田先生は、お茶の世界にもますます興味をもたれた様子…今後の茶陶での活躍もこうご期待です!!(kk)

 

 

 

 

 

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