MINO

かとう つぶさ

période d'exposition
Schedule
Du 16 juillet (jeudi) au 22 juillet (mercredi) 2015
July 16 - July 22, 2015
Horaires d'ouverture de la galerie
Opening Hours
Ouvert de 11h à 19h (jusqu'à 17h le dernier jour). Ouvert tous les jours pendant la durée de l'exposition.
artiste exposant
Artist
伊藤秀人、大江憲一、加藤 委、加藤亮太郎、川端健太郎、桑田卓郎、鈴木伸治、新里明士、若尾 経
特別出品:伊藤慶二
Introduction
Introduction

「MINO」展に寄せて

 

茶の湯道具の中で、茶碗ほど茶人の心を惹(ひ)きつけるものはない。

その基本は掌(たなごころ)にある。

両の掌(てのひら)で水を掬(すく)って飲むように、その掌にぴったりとおさまる茶碗が長次郎の手揑(てづく)ねである。

例えば、<赤茶碗銘「無一物」>は無作為な姿でありながら圧倒的な存在感がある。

利休の理念を具象化し、それを長次郎が造形化した茶碗で、その対極にあるのが<志野茶碗銘「卯花墻」>C'est le cas.

利休の理念から解放され自由な精神で挑んだもので、その歪(ゆが)みのある造形は世界に類を見ない。

日本の美術の余白や空間を眺めていると、そこに人の想像力が入り込むことによって、はじめて造形が完成するように思う。

だから、日本の美術の造形は不完全であり、引き算なのであろう。

それは、茶の湯の歴史の中にあって、茶陶がわが国独自の造形を確立したことを物語っている。

 

そして、現代の美濃の陶芸家たちも、その伝統を引き継いでいるといってもいいだろう。

例えば、素材が陶土から磁土に代っても、そこに流れる自由な精神は変らない。

美濃の若い陶芸家たちが、国内外で活躍するいま、その陶芸を美濃から世界に発信すべく、今回の展覧会は<美濃>ではなくと名付けられた。

さらに、出品作家による茶会が催されるという。

これまでも、彼らは東京国立近代美術館での「試みの茶事」をはじめとし、各地で茶会を試みてきた。

茶碗は単品でも使われるが、茶道具は元来取り合わせて使うものである。

茶の湯の世界では「亭主七分に客三分の楽しみ」といわれるが、これは客を迎える亭主の醍醐味を説いたもので、茶道具の取り合わせによって亭主のセンスが問われる訳であるから、それは楽しみであり難しくもある。

今回、出品する作家の多くは、多治見市陶磁器意匠研究所で学んだ人たちで、その意匠研の講師であった伊藤慶二氏も、やきものではなく書で特別参加されると聞く。

彼らがどんな趣向をこらして、茶会に挑戦するのか、じつに楽しみである。それでは、出品される作家の茶碗を紹介しょう。

 

加藤委氏の<青白磁面取茶碗>は、加藤氏ならではの感性によって磁土の魅力を素直に引き出したもので、青白磁ゆえに成立する破格の造形である。

若尾経氏の<米色瓷茶碗>は技術的には中国を基本としたものだが、その造形は若尾氏独自のもので緊張感が感じられる。

伊藤秀人氏の<練彩茶碗>はロクロの回転運動によって螺旋(らせん)状に色が入ったもので、彼のいう「内なるものが思いがけず表に出た色のグラデーションで、夕焼けや木星の美しさ」を表現している。

加藤亮太郎氏の<引出黒茶碗>は美濃焼の中核をなす桃山茶陶と真摯に向き合いながら、現代における茶碗の在り様を探求し、一碗一碗心を込めて作ったものである。

大江憲一氏の<茶碗>は、ご自身趣味で野点をされ茶箱に入る小服碗や振出しを作られているというだけに、用の美を兼ね備えた素直な茶碗である。

鈴木伸治氏の<紫志野茶碗>は志野特有の緋色を出そうとして偶然生まれたものだそうである。作家にとって志野は、「奥が深く、飽きがこなくて面白い」存在とのことである。

新里明士氏の<光器茶碗>は蛍手(ほたるで)の技法を独自に進化させたもので、端正なフォルムと土から立ち上がるスピード感、白い磁器にグラフィカルな点描という三つの要素によって構築されている。

川端健太郎氏のは、へたり、動き、切れるといった磁土のもつ性質に寄り添いながら手びねりで成形し、その表面に辰砂釉を中心に色ガラスの破片などを施すことによって、生命(いのち)の息づかいを吹き込んでいる。

桑田卓郎氏の<白金彩茶碗>は、茶の湯の世界の美意識を桑田氏独自の感性で再構築したもので、そこには古い固定観念や先入観に捉われない自由な発想がある。

 

森 孝 一 (美術評論家・日本陶磁協会理事)

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Notice
■ 森 孝一氏の講演会& 出品作家とのフリートーク
・日時  : 7月16日(木)16:00~17:30
・会場  : 柿傳ギャラリー(地下2階) ※「安与ホール」から変更となりました。
・講演者 : 森 孝一氏(美術評論家・日本陶磁協会 理事)
・参加費 : 無料
・申込  : 参加ご希望の方は、柿傳ギャラリーまでお電話かメールにてお申し込み下さい。
(Téléphone : 03-3352-5118, gallery@kakiden.com. Les demandes de renseignements par téléphone sont acceptées de 11h00 à 19h00, sauf les jours de fermeture de la galerie.)

■■ オープニングレセプション
・日時 : 7月16日(木)、上記の講演会終了後、17:30頃~19:00
・会場 : 柿傳ギャラリー
・会費 : 無料
・申込 : 不要

■■■ 特別茶会「MINO」
・日にち : 7月19日(日)
・席入時間 : 10:00(満席)、10:45(満席)、11:30、12:15、14:15、15:00
      ※ 10:00、10:45 のお席は、お陰様で満席となりました。ありがとうございました。
・席主 : 出品作家(MINOな道具で趣向を凝らしますので、どうぞお楽しみに)
・定員 : 各席13名様ずつ

・会場 : 柿傳 茶室(柿傳ギャラリーと同じビルの6・7・9階/東京都新宿区新宿3-37-11)
・流れ :①濃茶席/9階 → ②薄茶席A/9階 → ③点心席/7階 → ④薄茶席B/6階の順に巡って頂きます。

・受付 : 柿傳ギャラリー(B2階) ※席入時間の15分前までにお集まり下さい。
・所用 : 濃茶席、薄茶席×2、点心席の四席で、おおよそ3時間程度かかります。
・会費 : 9,000円 ※当日受付にてお支払いください。

・服装 : ご自由です。お気軽にどうぞ。お茶会に参加された事がない初心の方も大歓迎です。
・申込 : 参加ご希望の方は、柿傳ギャラリーまでお電話かメールにてお申し込み下さい。
(Téléphone : 03-3352-5118, gallery@kakiden.com. Les demandes de renseignements par téléphone sont acceptées de 11h00 à 19h00, sauf les jours de fermeture de la galerie.)
Principales œuvres exposées
Main Exhibited Works
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Vous trouverez ci-dessous quelques-unes des principales œuvres exposées durant la période d'exposition.
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Sauf indication contraire, les prix incluent la taxe sur la consommation en vigueur au moment de l'exposition.
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Cliquez sur l'image pour l'agrandir.
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Nous avons beaucoup d'autres œuvres. Si vous nous faites part de vos préférences par téléphone ou par courriel, nous prendrons des photos plus détaillées et vous les enverrons par courriel.
・
Après la fin de l'exposition, nous vous serions reconnaissants de bien vouloir nous accorder un peu de temps pour vérifier la disponibilité des œuvres.

加藤委

No.1
Nom de l'auteur加藤 委 KATO TSUBUSA
Nom de travailBol chanfreiné en porcelaine bleue et blanche
prix[Vendu] 162 000
tailleW16×D11×H10 (cm)

若尾経

No.2
Nom de l'auteur若尾 経 WAKAO KEI
Nom de travail米色瓷茶盌
prix【ご売約済】259,200
tailleW13.5×D14.1×H11.4 (cm)

伊藤秀人

No.3
Nom de l'auteur伊藤 秀人 ITO HIDEHITO
Nom de travail練彩茶碗
prix【ご売約済】86,400
tailleΦ12.4×H8.5 (cm)

加藤亮太郎

No.4
Nom de l'auteur加藤 亮太郎 KATO RYOTARO
Nom de travailbol à thé noir de tiroir
prix[Vendu] 162 000
tailleW12×D12×H9 (cm)

大江憲一

No.5
Nom de l'auteur大江 憲一 OOE NORIKAZU
Nom de travailbol à thé
prix[Vendu] 32 400
tailleW14×D13×H6 (cm)

鈴木伸治

No.6
Nom de l'auteur鈴木 伸治 SUZUKI SHINJI
Nom de travail紫志野茶碗
prix162,000
tailleΦ14.2×H7.6 (cm)

新里明士

No.7
Nom de l'auteur新里 明士 NIISATO AKIO
Nom de travailbol léger
prix[Vendu] 97 200
tailleW16×D16×H7 (cm)

川端健太郎

No.8
Nom de l'auteur川端 健太郎 KAWABATA KENTARO
Nom de travail白磁辰砂白金色玻璃綴化茶盌
prix【ご売約済】118,800
tailleW14×D12×H9.5 (cm)

桑田卓郎

No.9
Nom de l'auteur桑田 卓郎 KUWATA TAKURO
Nom de travail白金彩茶碗 【ご売約済】
tailleΦ14×H11.3 (cm)

En ce qui concerne les méthodes de vente

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DMNous acceptons les réservations anticipées pour les œuvres présentées sur ce site web avant le début de l'exposition. Nous vous contacterons environ 20 jours avant le premier jour de l'exposition.DMNous expédions les articles et téléchargeons les informations sur ce site web quasiment en même temps.
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Pour celles et ceux qui ne peuvent pas visiter notre galerie en personne, nous acceptons volontiers les commandes par téléphone ou par courriel.
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Nous nous réjouissons de recevoir vos demandes.