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Instagram 一服チャレンジお茶碗バトン 2碗目を投稿致しました。

令和2年5月14日(木)

武者小路千家の千 宗屋 若宗匠(@sooku_sen) が始められた素敵な#一服チャレンジお茶碗バトン。

宗屋様、改めまして、素敵な機会をお作り頂き、ありがとうございます。

 

さて、二回目となるバトンを頂きました。

バトンを送ってくださったのは、銀座にて、「百華の会」という素敵な茶の湯教室を主宰されている裏千家流の後藤宗華先生です。

こんな私にお声がけ頂き、とても嬉しかったです。先生、本当にありがとうございました。

 

後藤先生は、お心も、その立ち居振る舞いもお美しく、茶事の稽古や懐石料理教室も実践するなど、真っ直ぐ、令和の茶の湯に向き合われてらっしゃいます。

大勢いらっしゃるお弟子さん達が羨ましいですね。

では、拙い写真で恐縮ですが、ご覧頂ければ嬉しいです。 

 

▶︎茶碗

この茶碗は、唐津の孤高の名工、田中佐次郎先生による「青霄(セイショウ)」という銘の付けられた一碗です。

バトンを頂いた後藤先生も、佐次郎先生の「朱雲」という名碗を上げられていましたが、そもそも後藤先生とのご縁は、佐次郎先生から頂きましたので、真似させて頂きました。

この青霄茶碗は、もう十年以上、愛蔵しています。

私が思うこの愛しき青霄茶碗の見所は、次の三つ。

✔︎その名の通り、青色とも緑色とも見える、たっぷりとかかった薬景色の美しさ

✔︎口を付けると唇が離れたくなくなる様な優しい口作り

✔︎佐次郎高台と称される、力強い高台

これらが三位一体となってこの茶碗の魅力を作り出しているのでしょう。

使い込んでいるからこそ、見込みの景色も美しく進化しています。

この青霄だけではなく、佐次郎茶碗で頂くお茶は本当に美味しいのです。

 

▶︎お茶

九州、八女の星野園さんによる「八媛の白」です。

風味豊かな美味しいお茶です。

 

▶︎お菓子

佐次郎先生のお好みの博多の銘菓、石村萬盛堂さんの「鶴乃子」です。

佐次郎先生の喜ぶお顔が目に浮かびます。

 

 

そして次なるバトンは、唐津繋がりという事で、敬愛する唐津焼の陶芸家、中里太亀さんに委ねます。

弊廊でもう三十年近くお世話になっていて、みんなから愛される太亀さん。

 

太亀さんの作る食器は、とても使いやすく、より料理が映えるので、我が家の小さな食器棚には、いつの間にか、太亀さんの器がところ狭しと並ぶようになりました。

食器だけではなく、茶陶も使いやすい事この上ありません。

弊社でも大恩ある故 数江瓢鮎子先生の薫陶を受けられ、建水、灰器、火入などの売れ筋では無い、でも、必要不可欠な茶道具も丁寧に作っています。

 

丁度これから、窯焚きだそうで、お忙しい中、本当にごめんなさい。

太亀さん、よろしくお願い申し上げます。

とても楽しみにしています。

 

店主 安田尚史