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Instagram 一服チャレンジお茶碗バトンに投稿致しました。

令和2年5月10日(日)

武者小路千家の千宗屋 若宗匠が始められたInstagramの一服チャレンジお茶碗バトン。

この様な時勢だからこそ、一服の茶を好きな茶碗で喫する画像をInstagramに投稿しあって、茶の湯のご縁を繋ごうという企画だそうです。

 

今回は、私の悩みをいつもウンウンと優しく聞いて下さり同志である、日本橋三越美術の嶋田 修さんから光栄なバトンを頂き、柿傳ギャラリー 公式Instagramに投稿致しました。

 

嶋田さん、こんな私なのにありがとうございました。とても嬉しかったです。
そして、宗屋様、素敵な機会を作って頂き、ありがとうございました。

 

さて、嶋田さんの素敵な辻村史朗&喜多村午郎茶碗を拝見して、何にしようか、悩みましたが、、、
一番、直近に求めた茶碗であり、一番、今気に入っている茶碗を[初使い]する事に致しました。
拙い写真で恐縮ですが、ご覧頂ければ嬉しいです。

 

▶︎茶碗
このモダンな染付手の茶碗は、石川県に住む新進気鋭の陶芸家、澤谷由子さん(@308yuko)による一碗です。
澤谷さんは、染付やイッチン技法で、絹糸の如き細く美しい線を重ねる作風で人気を博し、裏千家流の茶の湯に親しんでいるからか、茶碗のナリも良くご存知です。

本作は、美しく凛とした佇まいの茶碗で、露絲纏(つゆいとまとい)という、なんとも洒落た名前が付いています。
その確かな筆致によって描かれた文様の美しさと、綺麗な加飾が隅々まで施された完成度の高さに、私はハートを射貫かれました。
まさに令和の御代の「今染付」と言ったら良いでしょうか。

▶︎お茶
京はやしやさんの「天下の昔」です。
大恩ある林屋晴三先生のお好みでした。
一人静かに自服致しました。

▶︎お菓子
京菓子司 末富さんのそら豆を模したスハマです。
末富さんのモチッとしたスハマに私は目がありません。
(小さな菓子器に見立てた竹籠の蓋物はお恥ずかしい拙作です。)

そしてバトンは、大好きな熊本の陶芸家、細川護光さんに委ねます。
護光さんとは、陶芸家&ギャラリー店主という人間関係に加え、弊社「茶の湯同好会」の会長&事務局長という人間関係でも、大変お世話になっています。
ありがとうございます。
昨今の護光さんは、その茶碗もより一層、品格と風格をたたえられ、茶の湯の道もまっすぐに歩まれており、さすが素晴らしいと感じている所です。

丁度今、窯出しの最中だそうで、お忙しい中、本当に恐縮です。
護光さん、よろしくお願い申し上げます。
とても楽しみにしています。

店主 安田尚史