柿傳ギャラリーブログ
二人展 櫻井 伸也 池田 巖 ご報告
平成29年9月20日(水)
平成29年9月13日(水)~ 9月19日(火)に開催いたしました
二人展 櫻井 伸也 池田 巖 のご報告となります。
とても珍しいことに、弊廊では9月半ばから3回連続で二人展が続きます。
そしてその第一弾となるのが今回の展示でした。
抽象画家の櫻井伸也先生、
そして漆芸作家の池田巌先生。
お二人は活動されている分野も年齢も全く違います。
でもいざ飾りつけが終わってみると、
ギャラリー内は作品同士が響き合う、素敵な空間になりました。
櫻井先生はトリノに活動拠点を置かれています。
使われる画材は油絵具に樹脂を混ぜたもので、
絵の表面には、色の塗り重ねによる凸凹した表情があります。
部分によっては、ドクロやクロスの型押しをしたものも…
日本は湿度が高いため、イタリアに比べて制作期間は2~3倍かかるのだそうです。
池田先生のこちらの作品には、ヒビわれ、風化させた竹が使われています。
自然に入った割れ目を強調するために、
小刀で更に削って形を整えているのだとか。
塗り重ねられた黒と金色のバランスがとても印象的です。
第二展示室には
池田先生による茶器や茶杓、蓋置や水指も並びました。
こちらは会期中に行われた、特別茶会のご様子です。
池田先生が席主となり、柿傳茶室の「残月」にて開催されました。
先生の茶器は勿論のこと、
お道具にはローマガラスなども含まれていました。
イタリアを拠点に活動される、櫻井先生に関連した取り合わせです。
十畳の床の間には櫻井先生の作品が。
土壁に置いてみますと、また違った雰囲気になりますね。
今回も沢山の方にご来廊頂きまして、ありがとうございました。
次回は9月23日(土)より 陶 藤ノ木土平 × 彩 志水 朝 二人展 が始まります。
前日に予定しています特別茶会は、お陰様で満席となりました。
沢山のお問合せをありがとうございました。
皆さまのお越しをスタッフ一同、心よりお待ちしております。