謹啓 麗春の候、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
「柿傳ギャラリー」は、昭和51年、加藤唐九郎先生、大河内風船子先生、数江瓢鮎子先生を始め多くの先生方のご指導の下、新宿に開業致しました。爾来30年余の長きに亘りまして、皆様にかわいがって頂きました。新進気鋭の作家の皆様や、若手作家の登竜門としての役割の一端を担って来たのではないかと自負しております。人間国宝になられた作家の方々も多数いらっしゃり、ひとえに皆々様のご指導、ご後援の賜物と厚く御礼申し上げます。
この度、開業30周年にあたり、ギャラリーを京懐石柿傳のある安与ビルに移設し、新宿の新たな文化スポットとして、また、大人が気軽に道草を楽しめるギャラリーとして再出発することに致しました。設計は、橋本夕紀夫先生にお願いし、瀟洒でモダンな新ギャラリーが完成した次第です。
こけら落としとも言うべき最初の個展は、細川護煕先生をお迎えして、手づくねの茶碗や茶掛けなど、近作をご出品頂く予定でございます。
新宿にお越しの際は、是非、一度、新ギャラリーにお立ち寄り頂ければ幸いに存じます。
今後とも、新「柿傳ギャラリー」をお引き立て下さいますよう、伏してお願い申し上げます。
謹 白
平成二十年四月吉日
安与商事株式会社
代表取締役社長 安田光子