今後の展覧会

平井 智 45年の軌跡 ーイタリアからー

会期 平成30年1月6日(土)~ 1月12日(金)
開廊時間午前11時~午後7時まで(最終日12日は午後5時まで) 会期中無休
出品作品MINI皿、皿、オブジェ、陶板、MINI陶板、陶人形、茶碗など
お知らせ■ ギャラリートーク「平井智×森孝一」&レセプションのご案内
会期初日の夕、平井智氏と森 孝一氏によるギャラリートークと、
ささやかな小宴を開催します。キリっと冷えたスパークリングワインと柿傳のおつまみで、楽しい一時になればと願っております。
どうぞご参会ください。

・日 時 1月6日(土) 17:30~19:00
・場 所 柿傳ギャラリー
・申 込 不要です。
DMこの展覧会のDMを見る(PDF)

平井は「海外で暮らしていると、どうしても日本を意識させられる」という。

それは逆に言えば、彼が「イタリア人よりもイタリアを意識している」ということかも知れない。

 

平井は「マジョリカの土の柔らかく温かな質感が好きだ」という。

平井が生み出す彩色豊かなマジョリカ陶は、地中海に降り注ぐ陽の光と透明な空気に包まれている。

その多くは赤茶色の素地に白土を化粧掛けし、その上に模様を線彫りして、赤、青、黄、緑などの鮮やかな顔料で絵付する。

とくにセレン赤と呼ばれる赤色は、とても印象的だ。

それはマジョリカの土と彩色でなければ表現できないものである。

 

平井が描くモチーフの多くは、古いマジョリカ陶から学んだものであるが、今回出品の小皿に見られるような波やハート、草花の模様は、平井の感性を通して現代に再構築したものであり、そこに平井のマジョリカ陶の独自性が見られる。

また素焼をそのまま残した無釉の部分と白土の化粧掛けした部分を組み合わせた<白シリーズ><彩シリーズ>も、平井ならではの造型的作品と言えよう。

 

森 孝 一(美術評論家・日本陶磁協会常任理事)