柿傳ギャラリーブログ

陶 藤ノ木土平 × 彩 志水 朝 二人展 ご報告

平成29年10月3日(火)

 平成29年9月23日(土)~ 9月29日(金)に開催いたしました

陶 藤ノ木土平 × 彩 志水 朝 二人展 のご報告となります。

 

二人展ラッシュの二つめ、

藤ノ木先生と志水先生による展覧会です。

まずは藤ノ木先生席主の特別茶会の様子からご紹介します。

 

 

床の間の花器と水指は土平先生の作品でした。

「唐津灰被満月壷」、「朝鮮唐津 居待月水指」と、

この時期にぴったりの、月に関連したお道具です。

 

 

 

続いてギャラリー内のご様子です。

唐津焼の藤ノ木先生と、

鮮やかな色遣いの画家の志水先生のコラボレーションということで

「一体どんな展示になるんだろう」と思っていた方も、多かったのではないでしょうか。

 

 

どっしりとした佇まいの唐津焼と、鮮やかな油絵が合わさり

とても面白い風景になりました。

お二人の作風が全く違うため、逆に互いの色彩や質感を引き立て合っているようです。

 

 

双光

志水先生は近年、藤ノ木先生の展覧会に「添え画」として出品をされてるそうで、

「二人展」としての出品は今回が初めてなのだそう。

抽象画とも具象画ともつかない、見る人により捉え方の違う作品を描かれています。

ちなみにこちらの正面右にあった作品は

「太陽」、「曼荼羅」、「ひまわり」、「魂」など、沢山の意見が飛び交いました…。

 

 

朝鮮唐津(龍の住む)鉢

底の部分に、ちらりと龍の影が。

偶然に出た模様なのだそうです。

 

 

 

 

 

朝鮮唐津呼び継ぎ茶盌

 

 

 

 

 

 

龍と天女

近づいてみますと、龍と天女の姿を見つけられます。

 

 

天女のモチーフといえば、土平先生もよく使われていますね!

 

 

会期中は先生方によるお呈茶もありました。

土平先生の小さな旅茶碗で頂くお抹茶は大好評でした。

今回も沢山の方にご来廊頂きまして、ありがとうございました。

 

次回は10月4日(水)より 清六窯 中村 ゑ美こ・清吾 展 が始まります。

六年越しの開催となる次回の展示、どうぞ皆さま足をお運びくださいませ。

スタッフ一同、心よりお待ちしております。