柿傳ギャラリーブログ

清六窯 中村 ゑ美こ・清吾 展 ご報告

平成29年10月11日(水)

平成29年10月4日(水)~ 10月10日(火) に開催いたしました

清六窯 中村 ゑ美こ・清吾 展 のご報告となります。

 

二人展ラッシュの最後、

中村ゑ美こ先生、清吾先生による母子展を開催しました。

 

 

2011年の震災の影響により、

清吾先生の初個展は残念ながら休止となってしまいました。

それから6年半。お母様のゑ美こ先生も加わり、念願叶っての開催となりました。

 

中村 ゑ美こ先生

 

〔和紙染鉢〕

白磁に染付をした作品を作られるのがゑ美こ先生。

和紙や筆を用いて、非常に細かで美しい模様を作られます。

こちらの鉢は覗き込んでよく見ると、

小さな和紙の四角形が無数に散らばっているのが分かります。

呉須の藍色がとても綺麗です。

 

中村 清吾先生

 

〔白磁鉢〕

とろりとした質感の作品は清吾先生によるものです。

今回は他にも、青瓷や米色瓷の作品も持って来てくださいました。

この鉢はロクロで成形した後に削り、

二つの形を組み合わせたかのようなフォルムに仕上げているのだそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第二展示室には青瓷や、米色瓷 の作品が並びました。

写真ではぼやけてしまいがちで、

なかなか魅力を伝えきれませんが……

とても優しい色合いで、中でも酒器は大人気でした。

 

 

 

奥のテーブルにあったこちらの鉢は、

ゑ美こ先生曰く「今回のために作りました」とのこと。

無数に連なる白い丸は、

染付後に削りだすことで出来る模様です。

波打つ模様の美しさと作業の細かさに、ため息が出てしまいます。

 

とても仲良く、気さくな両先生のおかげで、

会期中はとても賑やかな雰囲気でした。

今回も沢山の方にご来廊頂きまして、ありがとうございました。

 

次回は10月14日(土)より 百田 暁生 展 ーin blueー が始まります。

偶然にも、百田先生も有田にお住いの作家さんです。

二回連続となる有田焼の展覧会、どうぞお楽しみくださいませ。

スタッフ一同、心よりお待ちしております。