柿傳ギャラリーブログ

三崎 哲郎 陶展 ご報告

平成29年6月15日(木)

 

平成29年6月5日(月)~ 6月11日(日)に開催いたしました

三崎 哲郎 陶展 のご報告となります。

 

 

三崎先生の作品は「糸抜き」という技法によって作られます。

糸テープで養生し、上から顔料を吹き付けることで独特な模様が出来るのです。

貼られる糸は計算されたバランスによるものだったり、

あるいはその場その場のリズムで配置されだりと様々なのだそう。

 

 

 

第一展示室には日常遣い用の作品を展示しました。

「茄子紺」 の青色と、地の白色の組み合わせが素敵です。

遊び心の沢山詰まった模様も注目を集めました。

 

 

  

 

 

 

〔波状紋大皿〕

絶妙に重なり合う線が波のように見える「波状紋」も、勿論糸を使って作られています。

じっと見ているとお皿が本当に波打っているように見えてきます。

使う糸は細いもので幅0.5ミリ程しかないそうで

その緻密さに驚かれるお客様が沢山いらっしゃいました。

 

 

第二展示室には

落ち着いた 白や黒の色合いの茶陶が中心となりました。

 

 

 

〔茶碗〕

黒色の作品は今回の個展のための

新しいシリーズなのだそうです。

遠目から見ると黒一色ですが、近くで見ると他の作品同様に線が走っています。

 

 

 

 

明るく、お客様想いの三崎先生の人柄により

会期中のギャラリー内は終始楽しげな雰囲気でした。

今回も沢山の方にご来廊頂きまして、ありがとうございました。

 

さて現在のギャラリーでは

本日より 中里 太亀 懐石の器展 ーもっと気軽にー を開催しております。

6/17(土)17時からは「唐津な小宴」も予定しておりますので

どうぞ気軽に足をお運びくださいませ。

皆様のお越しを心よりお待ちしております。