柿傳ギャラリーブログ

松谷 文生 陶展 ー煉問ー ご報告

平成29年5月1日(月)

平成29年4月24日(月)~ 4月30日(日)に開催いたしました

松谷 文生 陶展 ー煉問ー のご報告となります。

 

そろそろ薄手のコートも必要なくなるのではと思う程

新宿では、春の心地よい陽気が続いています。

そんな四月の最終週に、松谷先生の二度目の個展を開催いたしました。

 

〔黎〕

 

 

 

「黒になりきれない黒の作品」という意味の込められた

タイトルに「黎」の字のつく作品たちは、松谷先生ならではのものです。

その色味、表面のざらつきは

「金属で出来ているのかと思っていました」と仰る方もいる程、独特の風合いを持っています。

 

 

 

 

 蒼(そう)

「黎」の色に交じり、鮮やかな色の作品も出品されていました。

 

  

〔蒼 銘々皿〕、〔黄 銘々皿〕、〔黎 銘々皿〕

 

 

〔黎盃〕、〔皓盃〕、〔黄盃〕、〔蒼盃〕

〔蒼酒器〕

色といい、形といい、遊び心のぎっしりつまった酒器類ですね。

右画像の片口は注ぎ口がとてもなだらかですが

意外にも使いやすい構造になっています。

 

 

〔黎香炉〕

 

  

〔香合〕、〔黎掛花〕

 

 

 

 

 

〔黎〕

 

 

〔黎水指(替蓋付)〕

こちらの水指の蓋はアクリル樹脂製で、

中の景色が透けて見えるような透明さを持っています。

先生は近年、作品の一部にアクリルを用いる試みをされているそうで

これからも改良を重ねていく予定なのだとか。

今後の作品がとても楽しみですね。

今回も沢山の方にご来廊頂きまして、ありがとうございました。

 

弊廊では 5/2(火)から5/6(土)まで休業を頂きまして、

5月8日(月)より 第三回 伝統工芸 陶葉会 展 を開催いたします。

初日の17:30より、オープニングレセプションも予定していますので

この機会に是非足をお運びくださいませ。

 

尚、休業の詳細に関しましては 最新情報 をご覧ください。

皆さまどうぞ素敵なゴールデンウイークをお過ごしくださいませ。

またのお越しをスタッフ一同、心よりお待ちしております。