釋永 維 展 ー浮遊ー
会期 Schedule |
平成29年7月25日(火)~7月31日(月) July 25 - July 31, 2017 |
開廊時間 Opening Hours | 午前11時~午後7時まで(最終日31日は午後5時まで) 会期中無休 |
ご紹介文 Introduction |
皐月の晦日、富山県立山町に若手女流金工作家の釋永 維(しゃくなが ゆい)さんを訪ねました。 あいにく、立山連峰は霞がかかりその凜々しい頂きは見られませんでしたが、新緑がとても美しく、維工房に咲く白のヤマボウシも満開で、それは見事でした。
釋永 維さんは、越中瀬戸焼の陶芸家、釋永由紀夫さんの次女で、お姉さんは釋永 陽さん、お兄さんは釋永 岳さんと陶芸家一家の末娘として生まれました。 維さんは、ジュエラーの「MIKIMOTO」でご活躍された後、四年前に心機一転、独立し、金工作家としてその歩みを始められたのです。
さて、私が維作品と初めて出会ったのは三年前。魅力的な「円環蓋置」でした。 真鍮で作る、ねじられた環状の艶やかな佇まいをとても気に入り、お陰様でお客様からもご好評を博しました。 その後、銅や錫などの素材に、大小様々な点を無数に空けた器やオブジェなどにも作域を広げられ、私はその雰囲気と造形も気に入り、今回の初個展と相成った次第です。
今展で発表する50点余りの最新作は、サブタイトルの通り「浮遊」している素敵なオブジェを壁掛けにした作品群と、花入や皿などの用の器群との二つに大別されます。 この壁掛けのオブジェは、影もとても綺麗に出るので太陽光があたる場所で楽しまれるのが好適かと思います。 どうぞ初々しい金工作家にご指導を頂ければ幸いです。
店主 安田 尚史 |
略歴 Biography | 昭和56年 富山県生まれ 現在、富山県立山町にて制作 平成14年 高岡短期大学(現富山大学芸術文化学部)産業造形学科 金属工芸専攻 卒業 平成16年 同大学 専攻科 産業造形専攻 修了 平成25年 株式会社ミキモト装身具 退社 平成27年 第8回雪のデザイン賞 銅賞、高岡クラフトコンペ 奨励賞、アートフェア富山 準グランプリ 平成28年 金沢卯辰山工芸工房 修了、ART FAIR TOKYO 2016 平成29年 黒部市美術館「素材の息吹-発展する工芸のかたち-」 |
作家在廊日 Date Artist in Gallery | 会期中、全日、在廊予定 |
DM | この展覧会のDMを見る(PDF) |
主な出品作品 Main Exhibited Works |
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販売方法につきまして
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- DMや当サイトに掲載している作品は、会期が始まる前の事前予約を承っております。
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- 実際に弊廊にお出かけ頂けない方には、お電話やメールでのご注文も喜んで承ります。
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- 皆様からのお問い合わせを心よりお待ち申し上げております。