今後の展覧会

星野 友幸 磁器展 ー桜の下のロンドー

会期 平成29年3月25日(土)~ 3月31日(金)
開廊時間午前11時~午後7時まで(最終日31日は午後5時まで) 会期中無休
略歴昭和51年 山梨県甲府市出身
平成11年 横浜市立大学商学部卒業 株式会社パソナ入社(平成16年3月退職)
平成17年 京都府立陶工高等技術専門校 成形科 修了、猪飼祐一氏に師事
平成19年 東京都国分寺市にて独立
平成22年 日本伝統工芸展入選(同 24年、26年、27年)
平成25年 日本工芸会正会員に認定
     第53回 東日本伝統工芸展 三越伊勢丹賞
     第60回 日本伝統工芸展 日本工芸会奨励賞
     第5回 菊池ビエンナーレ 奨励賞
     第22回 日本陶芸展 特別賞・茨城県陶芸美術館賞
     第1回 陶美展 優秀賞・札幌インテリアアクア賞
作家在廊日会期中、全日、在廊予定

桜の花の薄紅色は、妖艶なるが故にどこか儚(はかな)い。その散華の精神は、日本人がこよなく愛し、慈しんできた美学でもある。

今展のサブタイトル「桜の下のロンド(輪舞曲)」とは、桜の下で踊る若い男女の姿をイメージした、星野友幸のインスタレーションである。

陰刻や面取り、片切彫りなど様々な技法で表現された衣装や顔立ち。白い磁土にピンクを練り込んだ花器は女性、グレーの磁土に白を練り込んだ花器は男性、と言うだけでなく、その練り込みの技法により、土が勢いよく伸びる様は、まさに、桜の下で踊る男女の浮き立つ心情までも表現している。

星野作品の魅力は、何といっても螺旋(らせん)に伸びる力強いフォルムと、余白と模様の見事なバランスであるが、今展の作品からは、表面的なものだけでなく、内面的なものへの深化の様が見られる。そんな魅力溢れる花器、茶器、食器を中心に80点ほどの作品が出品される。

森 孝 一(美術評論家・日本陶磁協会常任理事)