2010年3月15日(月)~3月21日(日)
午前11時~午後7時まで(最終日は午後5時まで) 会期中無休
出品作家
岡本 作礼・梶原 靖元・川上 清美・田中 佐次郎
中川 自然坊・中里 太亀・中里 太郎右衛門・濱崎 節生
浜本 洋好・藤ノ木 土平・丸田 宗彦・吉野 靖義
ごあいさつ
唐津の中堅、若手の陶芸家十二人による「二〇一〇 唐津のいま 十二人の陶芸家による技の競演」展が、この度、柿傳ギャラリーで開催されることになりました。この企画展は、愛陶家の間で評価の高い唐津焼の“いま”をアピールする地元の人気作家によるはじめての試みです。
唐津焼は「一楽二萩三唐津」といわれ、昔から茶人たちが愛してやまない茶碗の一つで、その一番の魅力は、構えない大らかさと土味にあります。それは、まさに唐津の土と風土から生まれたものであり、一服の茶を喫するために作られた造形でもあります。その種類は豊富で、奥高麗、絵唐津、朝鮮唐津、彫唐津、斑唐津、黒唐津、瀬戸唐津、
刷毛目唐津、三島唐津とじつにバラエティー。そうした古唐津の魅力をそれぞれの感性で追求し、古典とはまた違う現代の唐津に挑戦されているのが、本展に出品の十二人の作家です。
岡本作礼氏は、黒高麗に人気の作家。素材である陶土と真剣に向き合い、過去にはない今日の唐津の造形に挑戦されています。
梶原靖元氏は、デザイン出身の作家だけに作品のもつフォルムが魅力的。古唐津再現の体験を踏まえて自分なりの唐津を探求されています。
川上清美氏は対馬出身の陶芸家。伝世品の写しを基本としながらも、唐津の本質に迫る繊細で独特な個性の器を作られています。
田中佐次郎氏の豪快な唐津は、その人の魅力でもあります。唐津のルーツを訪ねて韓国にも築窯、二つの国で焼かれる作品は、佐次郎氏の人生を表して独創的です。
中川自然坊氏の作る茶碗には凛とした風格があります。その趣が最近とみに深みをましてきたような気がします。
中里太亀氏は父・隆氏より一日五百枚の皿を挽くことから教わりました。基本のしっかりしたその作品からは、温かな人柄が感じられます。
十四代中里太郎右衛門氏は、唐津の名門窯元に生まれながら、じつは磁州窯が大好き。いまでは、その磁州窯も唐津焼の一つの表現となり、新しい唐津が誕生しました。
濱崎節生氏は固定概念に囚われない自由な発想の造形作家。その彼が作る陶人形には、不思議な雰囲気が漂っています。
浜本洋好氏は斑唐津に魅せられ、その素晴らしさを表現するための本物の土と釉と焼き(割竹式連房登り窯)にこだわって作陶されています。
藤ノ木土平氏の作品からは、気負いのないやさしさが感じられます。おもちゃ箱という作品は、そうした土平氏の遊び心から生まれたもので、造形もさることながら焼きが魅力的です。
丸田宗彦氏は、絵唐津に定評のある作家。その大らかな作風は古唐津の特徴とうまく合致して、愛陶家には強い人気です。
吉野靖義氏は伊万里市南波多町高瀬櫨ノ谷で作陶する作家。古唐津のもつ風合いに近づくため、新素材の〈砂石〉に一途に挑戦されています。
つきましては、ぜひともこの機会に十二人の陶芸家の“唐津焼のいま”をご高覧くださいますようお願い申し上げます。
日本陶磁協会 主任研究員
森 孝一
このたび、東京・新宿の柿傳ギャラリーでは、「二〇一〇 唐津のいま 十二人の陶芸家による技の競演」展を開催させて頂く運びになりました。
12人の陶芸家が創り出した伝統的な唐津焼の作品はもとより、新たな造形や釉薬に想いを込めて挑戦した近作など、まさに「唐津焼のいま」を一堂に展観いたします。
お忙しい毎日と拝察致しますが、何卒この機会にご高覧を賜りますようご案内申し上げます。
平成22年 春
柿傳ギャラリー 店主 安田尚史



日本陶磁協会主催
【やきもの文化講座について
「古唐津の魅力について」及び「講師と作家による酒器談義」】
本展覧会の初日に、柿傳ギャラリーと同じビルの安与ホールにて以下の講座を行いますので、どうぞご参加ください。
日時:3月15日(月) 午後2時30分~午後4時30分まで
場所:安与ホール (東京都新宿区新宿3-37-11 安与ビル7階)
第1部 「古唐津の魅力について」東中川忠美(名護屋城博物館館長)
第2部 「講師と作家による酒器談義」東中川忠美、岡本作礼(作家)、
十四代中里太郎右衛門(作家)、森孝一(司会)
定員:100名
申込:参加ご希望の方は、電話もしくはFAXで
日本陶磁協会事務局 TEL03-3292-7124 FAX03-3292-7125
までお申し込み下さい。追って、振替用紙と会場の地図をお送り致します。
【オープニングレセプションパーティー】
本展覧会会場にて、以下の通り、ささやかなオープニングレセプションパーティー(立食形式)を開催します。どうぞお気軽にご参会くだ
さい。
日時:3月15日(月) 午後4時30分頃(上記講座終了次第)~午後7時00分
場所:柿傳ギャラリー
申込:不要です。











